ドイツの連立内閣発足に向けて、緑の党との連立協議を正式に打ち切ったCDU/CSU。今週水曜日に、CDU/CSUはSPD党との大連立に向け、2回目の公式協議を行いました。
既に、両党の間では、
大連立を組む点においては合意済みですので、個別政策に関して煮詰める段階にはいりました。
水曜日の協議には、CDU/CSUから75名の代表者が出席しており、協議内容のメインテーマは「欧州政策」となっていました。現在までにほぼ合意されたと思われる内容としては、欧州市場での、金融取引税の導入のみとなっているようで、まだまだ時間がかかりそうです。
*SPD党の譲歩SPD党は連立を組む絶対条件として【財務相はSPDから】と主張しておりましたが、既にこの部分での譲歩を示してきたようです。
譲歩内容はと言うと、財務相はCDU/CSUのショイブレ氏が続投する

交換条件として、SPD党からは、より多くの(7~8名程度の)閣僚ポストの提供を要求しているようです。

ドイツ議会での閣僚数は、合計で16名程度となっているため、「その半分をSPD党から出してくれ!」という大胆な要求


私個人としては、ショイブレ財務相続投は市場に安心感を与えるので、大賛成です

しかし、もし私がSPD党の党首だったら、こういう交換条件は示しません... というのは、首相、そして2番目に大事な財務相ポストの両方をCDU/CSUから選出することになれば、いくらそれ以外の閣僚ポストの数が多くても、問題にならないからです。やはり、ここは『量より質』を取る選択を、自分でしたら行うと思います。
ただし、ドイツ国内では、SPD党も本当であれば自党から財務相を出したいが、それに見合う人材が不在である

という悲しい事実を嫌というほどわかっているから、数で勝負に出た!という意見もあるようです。
もしこの交換条件がGo ahead され、メルケル首相

ショイブレ財務相がそのまま続投となれば、今までの対欧州政策は特に変化がないことになります。いずれにせよ、CDU/CSU+SPDの大連立発足に向け、ユーロ圏危機管理対策に関して、11月中旬をメドにまとめられる方針で合意したとのこと
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