8月末くらいから、欧州の関心を一手に集めていたのが、イタリアのベルルスコーニ元首相が議員資格をはく奪されるのか

結果として、レッタ政権が崩壊してしまうのか

でした。
日本ではどの程度、報道されているのかわからないので、こちらでの報道内容をお伝えしたいと思います。
*ベルルスコーニ元首相、実刑判決私が住むイギリスでもトップニュースとして報道されましたが、今年8月1日、脱税の罪に問われた同氏に
1)禁固4年(恩赦で1年に減刑)
2)5年に渡る公職禁止

内容見直しとして、高裁に差し戻し
以上の有罪判決が下されました。同氏は過去20年に渡り数々の問題を起こしており、そのたびに裁判にかけられるということを繰り返してきましたが、結果は全て無罪判決だったのです。しかし今回は、20年ぶりの有罪判決となったため、イタリア国内では「ベルリンの壁が崩壊されたのと同じくらい、衝撃な事実」と受け止められている模様。
*PDL (自由国民)党の動きベルルスコーニ氏率いるPDL党幹部は有罪判決に異議を唱え、判決結果に訴追免責が適用されなければ、連立から脱退すると脅しをかけています。
*民主党の反応レッタ首相率いるイタリア民主党のエピファーニ書記長(=党首)は、「ベルルスコーニ氏は有罪判決を認め、議員として辞任すべきである。」と繰り返し発言しているようです。
民主党がどうしてここまで強気発言を続けるのか?ですが、万が一、PDL党が連立から脱退しても、ずっと課題となっていた『選挙法改正』に関しては、5つ星連合が協力してくれるので、問題ないと判断したと伝えられています。

これらの報道を見る限り、PDL党と民主党との大連立は、ベルルスコーニ元首相に対する判決内容をめぐり、完全に対立関係となっているようで、全く機能していないことがわかります。
すみません、あと5分でお客さんが来るので、この続きはその後、あらためて書きますね。
最後ですが、採決が実施される上院で、レッタ首相率いる民主党上院議員が、どのような票を投じるか?ですが、
・ベルルスコーニさん、引退に一票同氏は政界から身を引く

その結果を受け、同氏率いるPdL党が、レッタ政権の連立から抜ける
という決断をする

レッタ政権崩壊の危機
・ベルルスコーニ氏が政権に留まることを容認するほうに一票レッタ政権は安泰だが、他の党や有権者からの反感を食らう可能性が高い。


いずれにしても、レッタ首相の立場は Lose-Loseになりそうです

それでは、またのちほど
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