英金融監督庁(FSA)が 来年1月19日まで(4ヶ月)の期限付きで 特定の金融株に対する空売り禁止措置を取りました。米国、そして アイルランドも 同様の措置を取っています。
アメリカの空売り禁止は 799の金融機関を対象に 期間は 英国のそれよりもずっと短く 10月2日まで。しかし 場合により 期間の延長は有り得る。しかし 30日以上の延長は現在のところ なし
一言に 空売り と言っても2種類あります
1)
普通の空売り (Short Selling)株主から株式を借りてきて それをマーケットで売る行為
通常 株式を大量に保有している年金基金、生保等が 株式の貸し手となり、ヘッジファンド等が そういうところから株式を一時借りてきて マーケットで売るのが 空売りの基本です。当然 借り手のファンドは 貸し手に対して 手数料を払います
今回の空売り禁止措置が発表される前日の昨日 カリフォルニア州職員退職年金基金(CALPERS)が、ゴールドマン・サックス と モルガン・スタンレーの株式を貸すのをやめたと明らかにしてました。
そして 本日 欧州最大の年金市場であるオランダの これまた最大手であるABPが 欧州・米国の金融株貸し出しをやめたと発表。
2)
ヤリヤリの空売り (Naked Short Selling)株式が手元にないまま やみくもに マーケットで売る行為
英国は 両方の空売りを禁止していますが、アメリカとアイルランドに関する記事を読み漁ってみたのですが ただ単に Short Sellingと書いてあるだけです。たぶん 英国同様 両方の空売り禁止だと理解してよいと思っています。
上記以外の国では どうかと申しますと
オーストラリア来週月曜日より Naked Short Selling 禁止
スイスNaked Short Selling は 許されない と書いてありますが 禁止 とは書いてありません。言葉のあやかな?
フランス空売りする際には 必ず3日以内に (株主から借りてきた)株式を引き渡す
と言う事は Short Sellingは大丈夫だけど、Naked Short Selling は ダメって事なのかな?Nakedに関しては 全く 触れていません
ドイツ空売り (Short Selling)は 禁止されていない。
しかし Naked Short Sellingに関しては 言及なし
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