来週開かれる労働党大会を前に 本日 党理事総会が開催されています。 昨日 ここで 与党・労働党首(=首相)であるブラウン氏に対するリーダーシップ・チャレンジ (党首選) について 書きましたが、今日は もっと過酷な事になっています。 先週末時点で 8名だった造反議員数 (そのうちの一人 ライアン党副議長はブラウン首相により更迭) は 本日 12人に増加。そのうち数名が この党理事総会に出席する予定でしたが ドタキャン。 造反議員達は (全労働党員に対し)リーダーシップ・チャレンジ投票用紙の配布を労働党総書記に要請。他の労働党議員からは 内閣不信任案提示を叫ぶ声も聞こえ 党執行部と反対派との対立が先鋭化しているようです
昨日も少し触れましたが リーダーシップ・チャレンジに立候補する為には 70名以上の支持者が必要。(又は 70名以上の議員が擁立する議員が出てきた場合 その議員は 立候補に同意しなければ ならない) 一部の噂では 次期首相にストロー司法相を擁立する動きが水面下で進行しているようですが 当人のストロー氏は ブラウン首相に対して反旗を翻しては いません。主要閣僚の間では、党首選を求める声は上がっておらず、現段階ではブラウン党首が交代する可能性は低いという見方が優勢ですが こればかりは 全く予断を許しません。
世界的金融不安が これほどまでに悪化している今 政治茶番劇を繰り広げている時間は ないはずなのですが 日がたてばたつほど ブラウン退任の声が強まってきます。カリスマ性がない 首相としての器ではない しかし 本当に それだけの理由なのでしょうか?
私の個人的な意見で恐縮ですが これ以外にも 大きな理由が 2つあるように思います
まず 最初は ブラウン氏が首相になった<なり方>ですね。ブレアー首相が辞任した後 党首選も何もせずに ”暗黙の了解”的に ブラウン氏が 財務相から首相へ 横滑りしました。これは ブレアー前首相が 首相になる際に ブレアー/ブラウン両氏の間で取り交わされた密約(?)と言ったもののようですが 当人達以外に取っては そんな密約で一国の首相を決められて よいものなのか?という点
そして もっと大事な理由は 国民の手によって選ばれた首相では ない点です。今 イギリス国民が欲しているものは 一日も早く総選挙を実施し 自分達の声を反映した政党を選び その政党の党首(=首相)に フレッシュなスタートを切って欲しい、それだと思います。まぁ 言葉を変えれば ブレアー/ブラウン両氏に 飽きてきちゃったんですね
全く話しは変わります
本日のマーケットですが ある方から これだけ米金融機関が痛んでいるのに どうして ドルが買われているのですか というメイルを頂きました。
たぶん これは ファンダメンタルズによる動きではなく 米金利が原因だと思います。私も ちゃんと調べた訳では ないのですが、欧州時間でのドル不足が深刻らしく O/N(Overnight)翌日物ドル・レートが 一時 6.4375%まで上がったようです(昨日終値 3.10625%、金曜日終値 2.14%)。もちろん 欧州中銀、スイス中銀、英国中銀等は 資金供給していますが それぞれ 自国通貨での供給で ドル建てでは ありません。だから ドルが必要な銀行/企業は 高い金利を払う 又は 為替市場でのドル買いによりドル手当てをしているのでは ないか という事のようです。ちなみに 翌日物ドル・デポジット(預金)利率は 本日 11%まで上がっています。
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「当たり前田のクラッカー」っつうことをN20の父ちゃんが行ってたっつうことは、オレと父ちゃんは同年代だっつうことだぞ。
そうなんだろう。