本日は米Q2GDP、そしてその後、FOMCの声明文が発表されます。
私自身も予想を出していますので、お時間があれば是非聴いてみてくださいね
*米ゴールドマン・サックス当行は、FOMC声明文の中で、以下の変更がなされるのではないか?と予想している。
1)経済成長の速度が若干鈍化してきていることに言及 ⇒ その場合は「世帯消費」の部分の修正となるか?
2)米住宅市場の強さに関して、若干下方修正するかもしれない。
ただし、米景気の先行き期待を大きく否定するような修正には、ならないであろう。
*米バンカメ・メリルリンチ当行は、FOMC声明文の中で、QE3規模縮小やフォワードガイダンスに関する表現を変更するとは、考えていない。しかし、マーケットは、規模縮小時期のヒントとなる文言を必死で探すであろう。今月は記者会見がないため、市場参加者が頼れるものは、声明文のみとなる。なので、声明文の一字一句を注意深く分析するしかない。
我々が注意している文言の変更に関しては、最近の経済指標が若干ソフトである点に関して、FOMCではどのような表現を使って語るか?である。市場参加者は、それを「ハト派」的な傾向と理解するかもしれない。いずれにしても、当行はQE3規模縮小開始時期を、9月からという予想は、変えていない。
*英バークレイズ銀行本日のFOMCでは、政策金利などの変更は一切ないであろう。当行は、FOMCでは政策変更は、ないと見ている。(声明文の中で)Q2GDPの数字が若干弱めであることに言及するかもしれないが、下半期(7~12月期)には米経済は改善すると、当行は予想している。この予想が当たるかどうかは、ここからの雇用統計とQ3の景気動向の先行きを占う経済指標次第なのかもしれない。
マーケットでは、FEDが失業率のターゲットを6.5%から更に下げるかもしれないという話しが出ており、バーナンキ議長も過去の証言で、そういう事が近い将来あるかもしれないという趣旨の発言している。しかし当行は、失業率ターゲットの変更が今月行われるとは、考えていない。そう考える最大の理由は、理事会後の記者会見がないため、変更の理由を説明する機会がないからである。
*クレディ・スイスFOMCは、声明文の中に、QE3規模縮小についての詳細を、盛り込む可能性があるのではないか?
ただし、その場合には、「縮小規模は事前に決定されるものではなく、今後発表される経済指標次第となる」ということが、必ず明記されると予想する。
*仏クレディ・アグリコレ銀行今回のFOMCは、現在の金融政策を大きく変更する内容には、ならないであろう。マーケットは、9月18・19日のFOMCで、QE3規模縮小の発表があるというコンセンサスに傾いている。一番最近のバーナンキ議長の議会証言を聞く限り、FEDは米長期金利の上昇を歓迎していない。ただし、だからといって、規模縮小時期を遅らせるとは思えない。
*スウェーデン・SEB銀行米Q2GDPの数字が弱いことを受け、FOMCの声明文では、景気見通しを下方修正すると予想している。ただし、雇用市場は健全であるし、個人消費も活発なことを考慮すれば、Q3からまた景気回復が期待出来る。
QE3規模縮小の発表は、次回のFOMC(9月18・19日)となるであろう。記者会見がない今回のFOMCで、そういう発表をするとは、到底思えない。規模縮小の開始時期として、当行は9月を予想している。マーケットでは失業率ターゲットを6.5%から更に下げるのではないか?という予想も出ているようだが、当行もその可能性は排除できないと見ている。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします