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ブラウン首相が打ち出した住宅関連支援策

ただいま帰りました。真っ黒に日焼けしてます

私が休暇を楽しんでいる間に イギリス政府は 不動産市場回復を狙った住宅関連支援策を打ち出したようですね。

*この対策の目玉
9月3日から1年間に限り 175,000ポンド以下の住宅購入に対し 印紙税免除というもの。それじゃぁ 今迄は 一体 どのくらい印紙税払ってたの?という素朴な疑問が湧きますよね。今までは と言うと

125,000迄 印紙税ゼロ
125,001~250,000 印紙税1%
250,001~500,000 印紙税3%
500,000以上 印紙税4%

こんな感じでした。ですので 今回の控除が実施されて一番お得なのは 125,001~175,000ポンドの住宅取得をする人に限られます。

ロンドンに住んでいると 10万ポンド台の物件なんて 目にする機会がほとんどありませんが、英金融機関が算出したイギリス全土の平均住宅価格は Nationwide社 164,654ポンド、Halifax社 174,178ポンド、登記所 178,364ポンドとなっています。 もし この対策が昨年実施されていたら イギリス・ウェールズ全土で 約25万件の物件が印紙税免除の恩恵に預かることが出来たそうです。もう少し 最近の数字を取ると 今年8月のイギリス国内の不動産売買契約のうち イギリス北部では全体の75%が175,000ポンド以下の物件であったのに対し ロンドン市内では 全体の僅か12%に満たないそうです。最近の不動産価格下落により 今後1年間で 約50万件の物件が この恩恵に預かるという見方を英財務省は示しています

このチャートは 英国各地域の不動産価格を示しています。これをみるまで 私 知らなかったのですが イギリス北部では 75%の不動産が 175,000ポンド以下なんですね。と言う事は 私はロンドン価格に影響受けすぎていたという事かしら
stamp duty

この印紙税控除にかかる費用は 政府によると6億ポンドなのですが、王立公認住宅鑑定士協会の計算では 2億5,000万ポンドとなっています。6億と 2億5,000万ポンドでは雲泥の差がありますし そもそも 政府は この費用の出所を明確にしていません。何をやっても陽の目を見ない現政権ですが 政府の計算通り 6億ポンド必要であれば その資金の出所を明確にせよという世論が台頭、もし 2億5,000万ポンドで済めば ”たった それだけの対策で 本気で不動産市場回復が出来ると思ってるの?”と冷たい目で見られるだけかもしれず、どっちに転んでも 負け/負け対策である事には変わりないようです 

*印紙税免除以外の支援策
今回の住宅関連支援策の内容は 印紙税免除6億ポンド以外にもあるんですよね。まず 住宅購入者支援策として 生活保護をはじめとする政府からの給付金を貰っている人達 又は 低所得者に対し 住宅ローン支払い援助(住宅の抵当化を防ぐのが主な目的)が 約7億ポンド、初めて公営住宅を購入する者に対し 約3億ポンド

*私の個人的な感想
第一印象は too little, too late。印紙税免除額を250,000ポンドまで上げていれば もっと効果が出るのではないかな?という印象も 同時に持ちました。どうして 250,000ポンドなのかと言うと 現在 250,000ポンドまでは 印紙税1%、それ以上は 一気に3%となっています。不動産購入者は 249,999ポンドであれば買うけど 250,001ポンド以上だったら 買わない という姿勢を かなり鮮明にするんですよね。うまく言葉に表せないのですが 250,000ポンド以上か以下かというのは かなり 買い手にとって重要な事なのです。その<250,000>ポンドまで 印紙税ゼロとなったら 買い手は重い腰を上げる可能性が高いのではないかな って思っています。

私が子供を妊娠していた頃 イギリスで最悪のリセッションを経験しました。当時の財務相・ラモント氏は 8ヶ月限定で 住宅購入時の印紙税免除額を 30,000ポンドから 一気に 250,000ポンドまで 上げたんですよ。今思うと スゲェ~~ 太っ腹オヤジだったんですね、あのオッサン。

効果?全然 なかった。たしか この対策後 不動産価格 10%くらい 下落した。まぁ この当時は 世界中で 英国だけが 沈没していたのに対し、今回は 世界規模の景気後退なので 比べても仕方ないのかもしれませんね

あまり 現政権の悪口みたいな事 書きたくないけど 印紙税をちょっといじったくらいでは まだ 不動産市場 回復しないと思います。一体 今後 何が起こるか分からない時 そして 待てば まだ下がるという気持ちがある時には 動かないと思います、人間

これから イギリスは どんどん陽が短くなり 鬱になりやすい季節を迎えます。クリスマスまで 国民休日もなく ただただ 働くだけ。精神的にも肉体的にも 辛い時期に入ります。結構 暗いよね、私の記事(笑)

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最後が 

[ 2008/09/05 17:59 ] 政治 | TB(0) | CM(4)
N20、お帰り。

N20が夏休みしてる間に、随分下げたぞ。おかげで、本当はWeekly、ボーナス値対応版は爆益なんだけれど、オレは火曜日に決済しちまった。

まあ勝つことが大事だから良しとするんだけれどな。

またお互い、ガンバローゼ。!
[ 2008/09/05 18:35 ] [ 編集 ]
おかえりなさい、ビーチリゾートはいかがでしたか、マーケットは爆発してます。

今週はエマージング総崩れ、韓国、タイ、ロシア、ブラジル、東欧、これら売って円買い。

1997-1998年のアジア危機、ロシア危機の再来かといやな予感がしてます。

タイガーが飛んだときみたく(今回はオスプレーが飛びました)最後にドル円10円ぐらい落ちたりして。

ラモントといえば懐かしいソロスに敗れた男ですね。
BBCの特集でたしかそのときの特集やってました、UBSのマーク・クラーキーとかポンド売りまくてやったぜみたいのことを言ってたのをおぼえてます。
[ 2008/09/06 01:25 ] [ 編集 ]
こんぺいさん
ただいま!しかし こんぺいさん 鬼・儲かってません?素晴らしい事です!場苦役続行ッスね!

私は 性懲りもなくFTSE一筋で勝負賭けてます。今月から年末にかけて 少しづつ 利益が伸ばせるよう頑張るぞ!よい年末を迎えたいですね
[ 2008/09/08 18:00 ] [ 編集 ]
YEN蔵さん
今日わ。しかし アメリカ政府の<公的資金介入> 続きますね。古くはニクソン時代から 小出し 小出しにしてますが 今回のファニーメイ・フレディは 相当の規模の額が必要でしょうね。あとで こちらの記事にしますが フロリダの住宅欄は 抵当家屋が山のように載っていました。果たして 今回の処置で こういう抵当家屋は姿を消すのかしら?
[ 2008/09/08 18:28 ] [ 編集 ]
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プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
~丸わかり! ロンドン発
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