先週の政治危機

をどうにか乗り切ったように見えるポルトガル

現在判っていることとしては、先週火曜日に辞表を提出したポルタス前外務相が、副首相に就任し、今後のトロイカ調査団との交渉窓口となるようです。
予想としては、同氏は緊縮財政内容の緩和を持ち出す

トロイカ調査団はその案を却下 (トロイカ調査団はEU・ECB・IMFの集合体)

特にIMFからの反発が予想される

最悪の場合、ポルトガル支援に関してのみ、IMFが離脱するかもしれない

そうなった場合は、ポルトガル支援金の捻出先をESMの予防的信用枠(PCCL)に変更か?
*PCCLとは?ユーロ圏の恒久的救済措置:ESM(欧州安定メカニズム)に設置された予防的プログラムのひとつ

赤線を引いた部分です

(クリックすると拡大します)
*IMFの出方?話しが専門的になって恐縮

ですが、ポルトガルに対する金融支援総額は、総額780億

内訳はEFSM(欧州金融安定メカニズム)・EFSF(欧州金融安定ファシリティー)・IMF(国際通貨基金)が260億ユーロづつ均等に受け持っています。

しかしここからは窓口がポルタスさんになることで、条件内容に問題が起きてしまった場合、IMFがポルトガルの努力を評価せず、支援金支払いから降りてしまうことも、あり

そうなった場合、その不足分をユーロ圏の恒久的救済措置であるESM(欧州安定メカニズム)に設置されている予防的プログラムのひとつである予防的信用枠(PCCL)を通じて、融資という形に切り替える可能性があるというのようです。
現在スペインがPCCLを通じて融資を受けている筈ですが、資金足りるのかな

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