私が現役で働いていた時に 非常に重宝した読み物のひとつに メイルリンチ ファンドマネージャー サーベイ というものがありました。今では現物を読む事は出来ませんが できる限り ニュース等で内容を把握しておこうという努力は しています
一番 最近のものが昨日出たようなので ニュースから読み取れる内容だけですが 書いてみます
まず このサーベイは 193名のファンドマネージャー(ファンド総額 6,110億ドル)を対象にしています。サーベイ期間は 8月1~7日
8月のサーベイで一番注目された点は 世界的リセッション入りによるインフレ懸念後退です
*リセッションネットで 24%のファンドマネージャーが 既に世界的なリセッション入りしていると考えている
(6月のサーベイでは 16%)
50%のファンドマネージャーは 今後12ヶ月以内に 世界的なリセッション入りを想定している
*インフレ懸念ネットで 18%のファンドマネージャーは 今後12ヶ月以内に
インフレは下落すると予想
(6月のサーベイでは ネットで 33%のファンドマネージャーは 今後12ヶ月以内に
インフレは上昇すると予想していた)
*通貨ネットで 58%のファンドマネージャーは USドルは Undervalue (過小評価)されていると思う
ネットで 71%のファンドマネージャーは ユーロは Overvalue (過大評価)されていると思う
ネットで 53%のファンドマネージャーは 今後 USドルが上昇すると予想
*株式市場ネットで 38%のファンドマネージャーは 今後12ヶ月以内に 米株をOverweightする予定
ネットで 12%のファンドマネージャーは 米株を既にOverweightしている(この数字は 過去6年で最高)
ネットで 62%のファンドマネージャーは 英国株は Undervalue (過小評価)されていると思う
*投資魅力地域過去3ヶ月 変わらず 新興欧州地域(これって 東欧ですよね?)、中東、アフリカが魅力的
BRICs内では ロシアが一番魅力的 (このサーベイは ロシア/グルジア紛争以前に行なわれたものなので この結果は 現在 ちょっと???)
一番 魅力がない地域として アジアを挙げている
*欧州のファンドマネージャー動向石油/ガス セクターをOverweightしていたファンドマネージャーは 6月の時点で ネット 62% いたが、8月には ネット 11%まで下落
銀行 セクターをUnderweightしていたファンドマネージャーは 6月の時点で ネット 62% いたが、8月には ネット 40%まで下落
ネットで 45%の欧州ファンドマネージャー達が 今後12ヶ月以内にインフレが下落すると予想
(6月のサーベイでは ネット 32%の欧州ファンドマネージャーが インフレ上昇を予想していた)
これを読んで すぐに思ったのは このシナリオ(景気後退によるインフレ沈静)って 英中央銀行総裁:キング氏が ずっと言い続けていた事でした。脳味噌が空の私は 景気後退しても インフレは そのままで スタグフレーションを予想していましたし 今でも まだ 見方を変える必要があるのか 正直 判断出来ません。
このサーベイが行なわれた8月1~7日って 原油や金が グングン下がっていた時なので かなり目先のマーケット動向に左右されての結果なのでは ないか?と思うのは 私だけでしょうか?
一番 驚いたのは ネットで 62%ものファンドマネージャが 英株はUndervalueされていると考えている事です。私は 米株式指数(S&P500 現物)の1320/25をここからの戻り高値と見ており そこから脳天逆落としを予想しています。米株下がれば 英株も下がる と思うので このネットで62%のマネージャー達が英株Undervalueという相場観を早めに知っておいて よかった と思っています。
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素敵なブログだな。超短期のリスク・リワードの記事、十分参考にさせてもらったよ。あんがとさん。
ブログ運営ガンバレ。!
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