本日のEU財務相会合 では、ベイル・イン方式や、預金保険機構の対象外の口座の取り扱いについてなど、かなり深く踏み込んだ話し合いをしています。
*ベイル・インに関して公式な見解は出てませんが、以前は「キプロスは特別な例」という語り口調であった’’ベイル・イン方式''の導入

本日の話し合いを聞いている限り、既に『ひな形』となった模様

問題は、ベイル・イン方式の導入時期を「2015年にするか?2018年にするか?」
*銀行同盟に関してこれに関しては、ドイツ人同士で意見が分かれています。

ショイブレ財務相は、本日の英FT紙に寄稿し、「現在のEU条約はECBが単一の銀行監督機関として機能することを認めているものの、破たん行の再編や清算などを含んだ単一の銀行清算機関の設立には条約の改定が必要である。そうなるとユーロ圏銀行同盟に関しては、現在の条約を正式に変更する手続きが必要となる。それを考慮した場合、1)銀行監督の一元化 2)銀行清算機関の設立 と、2段階アプローチすべきである。」としています。ここで問題となるのは、条約の改定はEU加盟27カ国の議会の承認が必要となるため、下手をすれば数年かかってしまうかもしれません

それに対し、同じくドイツ人のアスムセンECB理事は、「銀行同盟とは、欧州の銀行システムの危機対応力を高めることであり、この目的を最も確実に達成できるのは、一元化された清算体制、銀行による出資でまかなわれる単一の清算基金、および一元化された清算権限である。これらすべてが銀行同盟発足時に利用可能となっている必要がある。」とし、ショイブレ財務相が提案している’’2段階アプローチ’’には反対。
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