先週木曜日に実施された
地方選挙 で、予想以上の大勝

を遂げた
英国独立党(UKIP)毎週日曜日、BBCテレビで放映される政治ショーでも、昨日の出演はUKIP党首のファラージェさんでした。
*英国2大政党制、崩れる英国政治は、伝統的に保守党と労働党による『2大政党制』となっており、この2党が常に対立しているという図式が出来上がっていたと思います。しかし、2010年総選挙の時に、自民党人気が高まったことを受け、’’保守党、労働党という2大政党に、自民党が追随する’’形で現在まで来ています。
そして先週の地方選挙の結果、その自民党を完全に抜いたのが、UKIP

スコットランドやウェールズ議会では、10年以上に渡り4大政党制となっていますが、とうとうイングランドも2大政党制から3大、そして今度は4大政党制へと移行したことは確実です。
*英国独立党(UKIP)ここで簡単に英国独立党(UKIP)についてご紹介しましょう。
英国独立党 United Kingdom Independence Party (UKIP)
設立年: 1993年
党首: ナイジェル・ファラージェ英国独立党の生命線とも言える最大の主義は、英国のEU脱退。その他では、英国内における『中央集権の強化』をうたっており、スコットランド・ウェールズ・北アイルランド議会を廃止し、すべての権限を英国議会へ委譲するよう訴えています。『保守党の圧力団体』とも呼ばれているほど UKIPは多数の元保守党党員を抱え、保守党党員の半数近くが「UKIPを’最も見解が近い党’と認識している」といわれています。

そもそも、
ファラージェ党首自身、元保守党の党員でした。しかし欧州連合の創設を定めた『マーストリヒト条約』が1992年に調印されたことをきっかけとして、保守党を離脱。1991年にマーストリヒト条約に反対した議員が集まった(UKIPの前進)ことがきっかけ

1992年にファラージェ氏がそこに参加

1993年に新党立ち上げとなりました。
それ以降も、UKIPは鳴かず飛ばずの状態

で、何の注目も集めませんでした。2005年イギリス総選挙では、60万3298票(得票率2.2%)を獲得
*2009年以降2010年英総選挙の前の年である2009年に、保守党の最大政治献金提供者であるWheeler氏 (為替証拠金会社: IGインデックス社の創設者) が、当時の保守党党首であったキャメロン氏の対欧州政策が気に入らない

という理由で、保守党の代わりにUKIPに政治献金を提供してから、風向きが変わってきた

ように、私は思っています。
ただし、2010年イギリス総選挙では、91万9471票(得票率3.1%)を獲得したに留まっています。

その後、ユーロ圏での債務危機悪化

という追い風

にのり、英国ではEU離脱について国民の関心

が徐々に高まってきました

2011年、2012年とイングランド各地で実施された補欠選挙では、UKIPの活躍が目立ち、それにつれて世論調査でも2大政党以外では、自民党に迫る勢い

をつけてきたのです。
今年2月に実施された補欠選挙 では、とうとう保守党を抜き、第二党へ踊りでました


そして先週行われた2013年イギリス統一地方選挙では、保守党や自由民主党が議席を減らした

のに対して、UKIPは8議席

147議席へと大幅に議席を増加

させるとともに得票率も23%を記録し、得票率では自由民主党を上回りました

今後、このブログでもUKIPの名前がたびたび登場することは間違いありません!
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