2月末の総選挙以降、新政権が発足しないまま

イタリア大統領選にもつれ込んだイタリア
*イタリア大統領有力候補 プロディ前首相今週火曜日まで、大統領候補No.1

として名前が挙がっているのは、プロディさん。懐かしい名前です。この方は、2度に渡る首相経験者であり、欧州委員会委員長も務めていました。
プロディさん自身が民主党員であったため、当然ベルサニ党首はプロディさんを大統領候補として強く押しているだけでなく、モンティ氏も押していると伝えられていました。
もしプロディ大統領が誕生した暁には、ベルサニ党首に対し新たな組閣要請を出し、うまくトントン拍子に事が運んだ場合、ベルサニ党首率いる中道左派連合と、モンティ氏の連合が連立を組み、新政権誕生となる可能性が高まります。
伊La Stampa紙によると、5つ星運動は、もしプロディさんが大統領候補となった場合、党議員全員に対しオンラインのアンケートを取り、その結果過半数以上がプロディ大統領を支持するのであれば、同氏の支持に廻ると発表しているようです。
*イタリア大統領有力候補 マリーニ前上院議長どうしてなのか、私にはさっぱり判りませんが

昨日の夕方に突如として登場してきたのが、マリーニ前上院議長。
つい数時間前までプロディ前首相の一人勝ちと言われていた時に、突然振って沸いたようにメディアに名前が出てきたので、この変貌振りには私も驚きました

水曜日の夕方から、中道左派の民主党と、中道右派の自由国民党の代表者が臨時会合を開催すると発表してから、マリーニ氏の名前が出始めてきまので、何か裏工作でもあったのかもしれませんね...
このマリーニ候補も、プロディ候補と同じ民主党の議員。
*第1回目投票終了今朝早く第1回目の投票が行われました。
この記事でご紹介した通り、3分の2以上(672票以上)の得票率を獲得した候補者が不在

であったことが判りました。
選挙法では、1日に2回まで投票が可能となっているため、本日午後から2回目の投票

が実施されるます。
*2回目の投票での注意点1回目の投票でどの候補者も672票(3分の2以上)の得票率がなかったため、2回目と3回目の投票を棄権・白紙投票する議員が続出するそうです

私にとっては非常に不思議なことですが

イタリアではこれが「当たり前」なことのようです。
噂としては、2回目の投票では、ベルサニ党首率いる民主党のほとんどが白紙、北部同盟は2回目と3回目の投票を棄権すると決定した模様。
4回目の投票は、過半数の票を得た候補者が大統領となるため、この時には全員参加となり、白紙投票もなくなると予想されます

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