本日現地時間17時(日本時間火曜日零時)より、ナポリターノ大統領の2期目の就任式があるようです。
その就任演説の中で、2期続投に関する何らかの『条件』を出すという噂があります。考えられる内容としては
・7年任期の短縮
・挙国一致内閣(一部はテクノクラット内閣とのミックス?)の樹立を要請
*ちぐはぐな印象本日は伊大統領続投の報道を受け、イタリア株は2%の上昇、国債利回りも低下(国債価格上昇)しているのですが、こちらの市場関係者の間ではイタリア政局動向に対し楽観視はしていません

最悪のケース

としては
・新政権が長持ちせず、早ければ今年10月にでも2度目の総選挙が実施される

・とりあえず選挙法改正を行い、来年にでも総選挙と新大統領選を抱き合わせで実施する

などの意見が既に出てきています。

つまり同大統領の2期続投は、あくまでも形式的な意味

しかなく、新政権が順調にすべり出す、又は念願の選挙法改正が終了するまでの「暫定大統領」的意味合いとなるようなイメージとなりそうです。
イタリアではじめて、ナポリターノ大統領が2期続投するというニュースを聞き、前代未聞だと驚いている

ヨーロッパ人が多いこともあり、昨日もブログに書いたように’’イタリアの政治システムがうまく機能していない’’ことを露見

同国が抱えている構造改革推進に支障が出る

ますます同国の先行きに不透明感が増した

と見る人が多いとも言えるようです。
*ここからのイタリア新内閣発足までの予想いろいろ出ていますが、大筋として
1)中道左派・中道右派・中道すべての連合がまとまり

大連立内閣が発足

この政権は5年の任期全うすることは誰も予想しておらず

最初から1~2年という区切りをつけて、政策変更や構造改革など優先的な問題解決を目的とした政権となる可能性が強い。

特にベルサニ党首辞任により、民主党の党内分裂が心配される

2)新政権にとっての優先順位は選挙法改正

となる

ユーロ圏関係者が重要視している「構造改革」が立ち遅れる可能性が出てくる

3)もし新政権がうまく機能しなければ、今年の秋にも2回目の総選挙

が実施される可能性が残る

そうでなければ、2014年春/秋が次の可能性として浮上

その場合、総選挙だけでなく、同時に大統領選も実施される可能性が高い。
4)もし新政権が1年以上続き、国民の信頼を得た場合、新たな大統領選が実施される
こんな予想となっているようです。
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