英中銀議事録 が公開され、ポンド急落中です。

先月の金融政策理事会(MPC)では 「追加緩和策(QE2増額)の導入は、景気浮揚効果があまり期待出来ない」

と話し合っていたことが判り、一気にQE2増額の可能性がなくなっていきました。

しかし先週発表されたBOE四半期インフレ・レポート発表の時には、キングBOE総裁が追加緩和の可能性(QE2増額)について発言

したため、何がなんだか判らなくなっていたのです

その意味からも、本日の議事録内容には市場参加者は注目していました。
*ポンド売りに直結したと思われる点個人的には、以下5点の部分がポンド急落に直結していると思っています。

・BANK OF ENGLAND VOTED 6-3 to KEEP ASSET-PURCHASE UNCHANGED
英中銀理事は6対3でQE2据え置きを決定
・King, Fisher And Miles Vote For 400 Bln Stg - Minutes
キング総裁、フィッシャー公開市場操作最高責任者、マイルズ理事(外部委員)の3名がQE2増額(現在3750億ポンドから4000億ポンドへ)へ票を投じた
・BOE Minutes: Vote on QE was Biggest Split Since June 2012
QE2増額/据え置きに対する投票配分がここまで大きく割れたのは、2012年6月以来
・The MPC discussed a rate cut and changing the bank reserves rate
MPCは政策金利下げやデポジット口座金利変更に関しても協議した。
・MPC discussed purchasing other assets, more targeted policies to target lending may be needed but QE remains effective
MPCは(英国債以外の)他の資産購入の可能性、それ以外の政策導入、貸し出し増大などが必要と話し合った。依然として資産購入プログラム(QE)は効果的と判断。



先月から今月にかけて一部の理事達のQE2増額に対する考え方が180度転換した

と言えます。

キング総裁自身も増額に票を投じていたことも、印象的です。
ちなみにQE2増額に票を投じた3名の理事は、いずれもハト派に属する方々です。
私は議事録をまだ全部読みきれてませんが、取り急ぎ記事をアップします。
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