おはようございます。本日の欧州は重要イベントが3つあります。
カーニー氏の証言・ドラギECB総裁の定例記者会見・EUサミットその中でも私が一番気にしているのが、これです
*カーニー次期英中銀総裁(7月1日より就任)英財務省公聴会で証言50名以上に及ぶ候補者の中から、選ばれた現在カナダ中央銀行総裁であるカーニー氏の証言が行われます。
この財務省公聴会というものは、12名くらいの議員達が質問をする権利を与えられ、証言台に座った人物に対し、次から次へと質問攻めにしていくという過酷な場です。時としては、延々5~6時間続くこともあるので、見ている私達でさえ、疲れます

本日の証言開始時間は
ロンドン時間9時45分(日本時間18時45分)証言内容で市場が注目

しているのは
・同氏は「緊急時に限って」という前提をつけながらも、金融政策決定の目標として、インフレ・ターゲットを一時的にも撤廃し、代わりに名目GDP値を政策目標にすることを提案しています

つまり政策目標から「インフレ」が除かれるので景気回復が確認されるまで、思い切った緩和策の導入が可能になること
・英中銀は今後、銀行監督機能が与えられます。2008年リーマン・ショック以降、英国をはじめとする主要国の金融機関の一部は国有化、または大胆な支援を政府から受けた経緯があります。その中で、カナダの金融機関は無傷で生き残りました。今回のカーニー氏指名の一番の理由としては、この「銀行監督に対する素晴らしい手腕」が評価されたという見方がこちらでは多いので、その点についても質問は飛ぶでしょう。
最後になりますが、この証言は
英財務省HPから見れます
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