先週金曜日に一旦ギリシャを発ち、自国へ戻って行ったトロイカ調査団の人達。彼らがこの週末にあらためてギリシャ入りするようです。ストゥルナラス財務相は、トロイカ調査団と政府の交渉は来週月曜日から正式にスタートすると語っています。
この過去記事 でもご紹介しましたが、最近のメディア報道を見ると、もともとの『115億の歳出削減策』に加え、脱税による20億ユーロの不足分も加わり、
緊縮パッケージは ’’合計135億ユーロ規模’’ となってきました
この135億ユーロという数字はギリシャGDPの5%以上に匹敵 
するため、合意はなかなか得られず数ヶ月が過ぎました。
しかしサマラス首相としては、10月18日に迫ったEUサミットまでに135億ユーロの緊縮パッケージを議会で承認させ、次期金融支援の受け取りを確実

にしたいところ。
*問題点ここで問題となるのは、135億ユーロ規模の緊縮パッケージの達成年の2年延長を、いつEUに承認してもらうか?なのです。
私が考えていたシナリオは
議会で承認

EUサミットでも承認

EUが正式に削減期間の2年間延長を認める という形になるだろうと思っていた

のですが、ギリシャ・連立3党のひとつであるPASOKのベニゼロス党首は、
EUが正式に削減期間の2年間延長を認める

議会で承認

EUサミットでも承認 というシナリオを譲らない姿勢を示しています。
同党首の主張は、「期限が2年延長されれば、当然緊縮パッケージの削減時期の遅延などの変更が生じるため、何がなんでも2年延長を先に承認してもらわなければ、議会にかけられない。」としています。
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