昨日のスペインに続き、本日はフランスの2013年度予算案が発表されます。今年5月に大統領となったオランド氏の初の試練

が待ち受けています。
*現在までにもれ聞こえてきている内容・2013年の財政赤字削減額は300億ユーロに達する見込み
・2013年財政赤字対GDP比3%達成目標
・2013年GDPは+0.8%で設定
・緊縮策内容は
1)増税(主に富裕層をターゲット):100億ユーロ
2)法人税上げ:100億ユーロ
3)歳出削減:100億ユーロ
・所得税最高税率を75%へ上げる

75%へ上げると富裕層がフランスを出て他の国に移住する人達が増えます

彼らの移住対象国として人気があるのが、他でもないロンドン

既にオランド大統領が当選した5月から、ロンドンのいい物件はフランス人の買いが入っています

75%になったら、ますますその傾向が強まり、ロンドン不動産市場にとっては朗報

となる予定
予算案発表に先駆け、今朝のラジオ・インタビューでモスコビシ財務相は「国民の9割は増税の影響を受けない。」と発言。
財政赤字対GDP比3%を来年度に達成出来てはじめて、ドイツと並ぶ大国の資格が得られるため、この数字の達成は譲らないと思います。逆にこの数字が3%より高い数字(赤字削減スピードの鈍化)となる場合、投資家はフランス国債を手放すためフランスの借り入れ金利(国債利回り)は急上昇し、ユーロ下落に直結します。
最後になりますが、今週発表されたフランスの雇用関連指標によると同国の失業者数は13年ぶりに300万人を突破しました。雇用関連対策として、どのような対策が打ち出されるのか?もあわせてチェックしたいと思います。
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