今 気が付いたのですが この記事は本日3つめです!
バーナンキ議長がバルセロナで開かれた国際金融会議(IMC)年次総会で講演し 議長自身がドルに関して言及したのを聞いて 椅子から転げ落ちるほど 驚きました

。議長発言の速報をインターネットで見たのですが 英語の書き間違い

かもしれないと 何度もページをリフレッシュしてしまいましたよ......FRB議長自身が マクロ経済を語る際に自国通貨安によるインフレ懸念を口にせざるを得ないほど 事態は悪化しているのでしょうかね。
今回の発言により FEDによる利下げは もう限界に達したと理解してよいかと思います。昨年からのサブ・プライム問題で住宅市場が悪化し続けている米国ですので 利下げ打ち切りを正式表明するのは非常に危険です。経済成長を助け 輸出促進を促す利下げ その反対に インフレ抑制を目的とした利上げ。しかし このまま放っておけばスタグフレーション

。政策金利をいじらずに済む唯一残された手段である自国通貨高によるインフレ鎮静政策(大袈裟!?)は
4月18日そして
5月7日に このブログで私が書いてきたシナリオでした。
ここで疑問なのは この発言が 単なる口先介入で終わるのか それとも (マーケットがこの発言を短期的なポジション調整と捉え 再度ドル安マーケットに走った時)実弾介入が出るのか という点です。余談ですが 米国では1962年以来、為替介入の決定は財務省及びFRBの緊密な連携 を軸にして行われていますが、財務省に介入の決定優先権が認 められており、介入業務の執行はNY連銀が行うことになっています。
本日のIMC年次総会では バーナンキ議長に続き トリシェ総裁、白川総裁が発言されましたが どなたもバーナンキ議長のドルに関する発言を補う/強化 又は 同意する発言はされていませんので 実弾介入という見方は 正直 私自身 今の時点では持っていません。
まぁ 介入があるかどうか考えるよりも 今回の”これ以上のドル安勘弁してちょ!”発言が本物であるのなら ここから商品市場の価格調整が入ってしかるべきですので 今後は商品市場価格変動に注目

です。本日も原油価格は3ドルくらい下げていますし 金も下落、米国債は買われ(イールド低下) 株式指数は下落。原油に関しては よく分かりませんが、金に関しては ここから本格的なベア・マーケットに入ったと判断し ロングを手仕舞い ショートメイクするファンドがいるのでしょうか?くどいですが ロングを手仕舞い 様子見をするのと ロングをド転・ショートにするのでは 全く違いますから......
少なくとも 本日のバーナンキ議長のドルに対する言及により 今後のFRB政策金利変更の判断材料として ドルのレベルが非常に大切になる事は間違いありません。そして これまた このブログに繰り返し書いておりますが 私個人としては ドルインデックスが74台で安定推移したら ドルロングポジション作成に踏み切ります。ちなみに本日のドルインデックスは 久し振りに73台で引けています(高値 73.50)
ps しかし タイミング良過ぎませんか?バーナンキ君発言...

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CFTCが商品相場の価格操作調査に乗り出したと発表し、ソロスさんは原油価格はバブルだと言い ポールソンさんは中東SWF訪問中................出来すぎてるなぁ.........

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ところで、わたしは、米ドルはめったにトレードしないのですが、(ポンドより効率的でないからですが)このところの様子を見て、色々と分析した結果、米ドルをロングしようかと思うようになりました。それも、いつもの超短期ポジでなく、中期的にです。米ドルを買うのは米国の肩入れをするようで本意ではないのですが。。。