本日はスペイン関連ニュースが次々と出てきますが、今度は「不良債権比率」の発表でした。
*最悪の不良債権比率を記録 
スペイン中央銀行が発表した7月分不良債権比率は9.86%となり、数字公開が始まった1962年以来、最悪の数字

となってしまいました


このチャートはロイターに載っていたものですが、
・上のチャート
「不良債権比率とGDPとの関係」1990年代につけた9.2%という比率を上回ってから数ヶ月が経ちます。
このグラフを見る限り、GDP上昇

不良債権比率下落の関係が見れます。
リーマン・ショックがあった2008年頃から、不良債権比率はグングン上昇し、特に昨年後半から現在にいたるまでの上昇率には目を見張るものがあります。
・下のチャート
「不良債権比率 (左軸) と 失業率 (右軸) との関係」当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、やはり失業率が増加すれば不良債権比率も上昇しているので、判ります。
このグラフで一番私の目を引いた

のは、2004年くらいから2008年くらいまでのスペインに於ける不良債権比率は、わずか1%台であった事実

です。

その当時の失業率を見ると、10%台に乗っていた時期があるだけに、やはり驚きました。

ギリシャ債務危機発覚後のユーロ圏を取り巻く環境が、スペイン経済・金融事情に与えた悪影響のほどが、このグラフを見るとよく判ります。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします