6月12日に アイルランドで リスボン条約批准の是非を問う国民投票が行なわれます。リスボン条約とは、欧州連合基本条約の事を指します。EU拡大により既存の欧州連合基本条約の修正が必要となった為、2007年6月より改正内容の協議が始まり同年12月13日にポルトガル・リスボンで最終草案に合意・調印された為 リスボン条約と呼ばれています。ウィキペディアに
リスボン条約に関して詳しく書かれてますので 御興味のある方は 是非 お読み下さい。
欧州連合加盟27カ国中 アイルランドを除く全ての国は 自国の議会で批准手続きを行なう事になっています

つまりアイルランドだけは憲法の規定により国民投票の実施が義務付けられているようです。現在のところ EU加盟15カ国の議会が 同条約批准賛成を承認し 残りの11カ国も2008年末までに批准賛成間違いなしと太鼓判を押している模様。ここで問題になるのは
同条約は1カ国でも批准しなければ発効しないため、唯一 国民投票という形をとるアイルランドの投票結果はEUの未来に大きな影響を及ぼす危険性がある事です。万が一 国民投票結果がNOとなった場合 他のEU加盟国の国民が 自分達にも国民投票をする権利を求める行動を誘発する危険性が出てきます。
5月25日に行なわれた世論調査では 賛成 41%(+3%)、反対 33%(+5%)、分からない 26%となっており 今後の予想が難しくなってきました。アイルランドは2001年、EU拡大に備えた機構改革のためのニース条約を国民投票で否決した経験がありますので 油断禁物。それ以外にはリスボン条約の前身である欧州憲法が2005年にフランス、オランダの国民投票で否決され、結局発効できなかった苦い過去もあります。
BBCニュースでの報道です。ご覧になって下さい。
ps 頂きましたコメントへのお返事は 明日 必ずさせて頂きます。遅くなって ごめんなさい
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いつもホットな情報ありがとうございます
しかしアイルランドのような比較的小国がEUの命運を握るというのも面白い現象ですね
そいえば銀行時代、アイルランド出身のディーラーはとてもいいやつでしたが、英語がぜんぜん聞き取れませんでした