おはようございます

思いっきり寒くなったロンドンです。昨夜は今年に入って一番の冷え込みだったらしく、郊外では5度まで下がったようです。
今朝起きて、いつものように家中の窓をあけて廻ったら、窓枠から入ってくる空気が冷たく感じられました。
さて、昨日オランダでは総選挙が実施されました。昨日の投票率は73%。
開票率約98%時点の出口調査結果をお伝えします。
*予想議席数 (2010年総選挙、2012年総選挙の順)・自由民主国民党(VVD) 31⇒41
・労働党(PvdA) 30⇒39/40
・民主66(D66) 10⇒12
・社会党(SP) 15⇒15
・自由党(PVV) 24⇒13
・キリスト教民主アピール(CDA) 21⇒13
(通常、実際の議席数との差は1.5%以内)
長年に渡るユーロ圏債務危機のおかげで、オランダも過度の緊縮財政策の実施を迫られたこともあり、有権者は社会福祉を重視する左派政党の支持にまわっていました。選挙前の世論調査では、社会党(SP)の支持率がVVD党の支持率を上回るという現象が置きていたため、特に今年の総選挙の行方に欧州中が注目

していたのです。
しかしいざ蓋を開けてみると、一番人気のEU懐疑派・社会党は大きく議席を落とし

EU協調路線派のVVD党が第一党となった模様です
*連立予想オランダ下院議席数は150、過半数は76議席
上位2党

VVDとPvdA 合計で80~81議席となり、過半数には十分達していますが、一部の報道では、この2党に加えD66も連立に参加するという見方が濃厚です。
VVD-PvdA-D66の3党連立は、こちらで『紫の連立』という名で呼ばれており、1994年~2002年の間、オランダの連立与党となっていました。
オランダでは、第1党が首相を出す慣例があるため、ルッテ氏の続投が濃厚となりました。
これで、
欧州財政・金融危機対策では、財政規律を重視するオランダの立場は維持される見通しとなり、本日もユーロが底堅く動いています。
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