まだ大手投資銀行や影響力を持つ投資顧問会社などからの見解は出ていませんが、中規模のところからは、いくつか出てきました。
*判決についての見方・条件付きの判決となることは、ある程度想像していたので、特に驚きではない
・条件内容も特に厳しいものとは、なっていない
・債務上限額は、若干小さいように感じるが、とりあえず本日の判決を持ってESMが正式に稼動する意味は大きい
・今回の判決により、中長期的にユーロを取り巻く環境は改善した
・先行き不透明感が払拭された

ある投資顧問のファンドマネージャーは「今回の発表を聞いて、ユーロ債務危機解決に向けた新規ポジションを取るきっかけとなりそうだ。今までUnderweightしていた不動産や金融セクターの投資も可能となるであろう。」と語っていました。
*判決後のドイツ市場での反応判決後のドイツ・マーケットですが、
・株

判決内容発表直後は一旦下落したが、その後上昇に転じる
・国債価格

下落
・ユーロ

上昇
という形になっています。特に国債価格の下落(=利回り上昇)は、過去ずっと安全志向として買いが集中していたドイツ国債でしたが、今回の判決を好感した一般投資家などが、新たにリスクを取りに行った(ドイツ国債売り、周辺国国債買い)とも考えられます。
*判決後の欧州マーケット欧州銀行株などが上昇しています。
主な銀行株の上昇率

は、独コメルツ銀行株 7%、仏アグリコーレ銀行 4.2%、英RBS銀行 3.5%。
スペイン株価指数 1.2%、イタリア 0.9%、ドイツ 0.8% それぞれ上昇しています。
10年物国債のイールドを見る限り、ドイツが売られスペインやイタリアに買いが入っている動きを示しています。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします