本日現地時間午後5時(ロンドン時間午後3時、日本時間午後11時)より、ギリシャ連立与党3党の党首とトロイカ調査団の協議が再開されます。
*追い詰められたギリシャ政府5年めに突入したマイナス成長

、追加に次ぐ追加緊縮財政政策でとことん疲れきった国民...
この最悪の状況で、EUからの金融支援受け取りの条件とされている 『
2年に渡る115億ユーロ規模の赤字削減』 を練りだすのは容易な技ではないでしょう。
国家破産

にならないよう頑張ってどうにか生きながらえる為には、政府はなんでもする覚悟

でいると思います。しかし2回に渡る総選挙で国民に対し 「金融支援条件の緩和」 を約束

してしまった連立政権ですから、解散総選挙などを繰り返さないためにも必死だと思います。果たして3党が協力してこの危機を乗り切っていくのか?たぶん今月中に何らかの答えが見つかるのではないでしょうか?というか、今月中に決まらないと、もう時間切れになってしまいますね....
*お金がな~~~い 
先週「ギリシャ政府の国庫には、もうほとんどお金がない」と大胆

且つ正直な発言をしたStaikouras副財務相。思いっきり切羽詰って

いますが、目先の資金は
今月の国債発行増額 に踏み切りました。

昨日もサマラス首相はトロイカ調査団に対し「金融支援条件の緩和」を訴えたようですが、同調査団は’’1ミリも譲歩しない姿勢’’を貫いたと言われています。

そればかりではなく、次回予定されている310億ユーロ規模の金融支援金支払の可能性は、『2年に渡る115億ユーロ規模の赤字削減』内容如何

と断言しており、全く予断を許しません


昨日午前中に持たれたサマラス首相とトロイカ調査団の協議では、同首相が一定の譲歩を求めたとされており、その内容は『2年に渡る115億ユーロ削減』内容を「最初の1年目(2013年)は60億ユーロ、残りを2年目(2014年)に削減する」という2段階方式への変更を提案したといわれています。

しかしその提案に対しトロイカ調査団は「調査団は政治的決定を下す権限を与えられていないため、ギリシャ政府が条件緩和を希望するのであれば、政治的レベルでの話し合いの場を持たなければ単なる時間の無駄になってしまう。」と返答したとされています。
だったら、時間を無駄にせんで、さっさと政治的レベルでの話し合い、やらんかい~
*過熱する可能性がある国民による抗議デモ115億ユーロの追加緊縮策が決定された暁には、その内容に不満を持つと予想される国民による大規模な抗議デモが予想されます。特に夏が開ける9月からは、以前決定された追加緊縮財政策が実際に実行されるので、国民の怒りは頂点に達する可能性も出てきます。
*SYRIZA党からの警告しばらくご無沙汰していた懐かしい名前が出てきました~

本日、SYRIZA党のツィプラス党首は 「連立政権がやろうとしていることは、ギリシャを破産に追い込み、ドラクマへ戻らせる危険性

を孕んでいる。連立政権に参加している3党は、どこもが他の党の後ろに隠れようとしているだけでなく、国民の期待をも裏切ろうとしている。」 と発言しています。
明日のECBでどのような決定がなされるのか判りませんが、もし素晴らしい決定が発表され市場参加者の目がスペインやイタリアから離れたとしても、ギリシャを取り巻く環境に対して依然として注目せざるを得ない状況であることには、変化がないと思います。
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