今週の市場の関心は木曜日のECB会合に集中

していると言っても過言ではありません。
本日のFX戦略会議 でも、私なりのECB予想を書きましたが、この記事ではあるドイツ系の銀行の予想をご紹介します。これはあくまでも、その銀行の予想ですので、一般的なコンセンサスとは違う点を予めお断りいたします
*ECBが取りうる手段・主要政策金利7月に0.25%の利下げに動いたECBは、今月は据え置きをすると予想
・長期物のLTRO再導入3年物、又はそれ以上に長い期間を対象としたLTROの発表は、ないと予想
・ECBとEFSF (欧州金融安定化基金) による債券市場での協調介入加盟国の国債(特にスペインとイタリア)を、
ECBは流通市場で、EFSFは発行市場でそれぞれ購入に動くと発表すると予想する

ただし、この協調介入を「実際にやります!」

と声高に発表するかどうかは不明


もしかしたらドラギ総裁は記者会見の席で、「断固としてECBはユーロを守る」と発言し
口先介入のみで留めておき、
将来の実弾協調介入
の可能性に含みを持たせるだけになるかもしれない。しかし水面下では、既にECBとEFSFとの間で協調体制を取ることは確認済みとなっている可能性は高い。

その場合、口先介入だけでスペインやイタリアを悩ませている

ユーロ危機の余波が収まるか?である。
・量的緩和策の導入米英の中央銀行が実施しているような金額を設定して資産を買い取る形の量的緩和策導入をECBが実施するとは思えない。
最後になりますが、もし今回ECBとEFSFによる債券市場での協調介入の可能性が高まった場合、ドイツ連銀がどのような見解を示すのか?には注意が必要

です。

ドラギ総裁の記者会見で「債券買い支えプログラム(SMP)の再導入は全会一致であったのか?」という質問に対し、ドラギ総裁は「理事達のコンセンサスによる」と答えるかもしれませんし、又はECB理事会終了後、ドイツ連銀が単独で「SMPには依然として反対である」というコメントを発表する可能性も残されます。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
応援 よろしく御願いします