本当は昨日中に記事を書き上げるつもりでいたのですが、体調が思わしくないことも手伝って、本日まで延びてしまいました
*バロッゾ欧州委員長、アテネ入りギリシャで最初の債務危機懸念が発覚した2009年以来、一度もギリシャに足を踏み入れていなかったバロッゾ欧州委員長

ですが、とうとう昨日はじめてギリシャ訪問を実現させました。

到着早々、アテネにいるサマラス首相と会談。
この動画は会談終了後の記者会見の様子です。サマラス首相は2回目の選挙終了と同時に目の手術を受けましたが、痛々しいほどその様子が見て取れます。
*ギリシャへの課題今週アテネ入りしているトロイカ調査団との話し合いで、ギリシャに課せられた任務は
「今後2年間で117億ユーロ規模の赤字削減を遂行すること」です。

現在わかっている内容としては、115億のうち約50億ユーロは 『年金受給額の削減、雇用関連補助の削減』

から捻出。

残りは医療関連予算を含め、各省庁に割り当てられるようです。
ただし過去2年間に渡り、緊縮財政策で苦しい思いをしているギリシャ国民が、これ以上の痛みを受け入れるか

難しいところです

。 そもそも金融支援の交換条件内容を緩和してもらうために、この新政権は発足した訳ですが、IMFはギリシャに対する支援打ち切り

というカードをちらつかせており、今回の117億ユーロ削減に対する譲歩はなさそうです。
*財政均衡達成年、更なる遅延か?新連立政府は
財政均衡達成年の延長 (当初の2014年から2年延長し、2016年)を要請していましたが、更に数年の追加延長という話しが聞こえてきています。
*トロイカ調査団本日午前中にサマラス首相と協議の場を持ったトロイカ調査団ですが、現在実施している財政健全化計画の調査結果を8月中にまとめ、最終結果を9月上旬頃に発表するようです。
丁度その頃には、
ドイツ憲法裁によるESMと財政協定の判断が公表されるので、この時期は大事ですね。
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