ローマで開催されたユーロ圏4者会談 の共同記者会見が行われています。

現在のローマの気温は34度だそうで、肌寒いロンドンとはエライ違いです。
*共同記者会見の内容4名それぞれが言いたい事を言ってるというイメージしか受けませんが、一番大きな発表としては、『EUは域内総生産(GDP)の約1% (1,300億ユーロ) に相当する成長支援策を導入する必要がある』

との見解を示したことだと思います。
*ローマ会議の舞台裏: 3つの議題本日決定に至らなかった協議内容として、以下の3点が来週のEUサミットの席でどこまで煮詰められるか

に注目

が集まりそうです。
1)高債務国の国債買い支えプログラム欧州救済基金:EFSFかESMを使い高債務国の国債を買い支えるプログラムの開始。(これはECBが行っているSMPとは別のようです)

過去ECBが実施してきたSMPは、加盟国の財政状態がどうであろうが差別なく買い支えに動いていました。

しかしここにきてEU/ECB/ユーロ・グループがかなり煮詰めて協議しているようなのですが、EFSF/ESMを原資として加盟国の国債を買い支える場合、どのような 『資格/条件』 をクリアーした国だけを対象とするか

の垣根作りに頭を悩ませている

と言われています。

つまり放漫財政を継続し身の丈以上の無駄使いをしていた国

の国債を買い支えることは止め

にして、EU/ECB/ユーロ・グループが設定した基準/条件に合った国の債券のみを買い支えるという案も出ているようです。
2)国債買い支えプログラムの2分化これはモンティ伊首相からの提案のようですが、買い支えの決定を急ぐ国と少し待てる国に分けるという案

つまりEFSF/ESMの資金の一部は「緊急を要する国の国債買い支え用」、他の一部は「そうでない用」にするという内容のようですが、そもそも買い支えをお願いするということは、既に切羽詰っている

という意味じゃないんですかね?これについては、私はよく理解出来ませんでした。
3)銀行預金に対する保護保険銀行預金の流出を食い止め、それが他の加盟国に拡大することを阻止するために、預金者保険機構的なものを設立するという案
果たして月末のEUサミットでどのような決定がなされるのか判りませんが、ESMの開始時期ひとつをとっても、案の定という感じで「遅延」が懸念されます。モンティ首相にしてみれば、そんなに悠長に時間をかけて決定を待つ余裕は今のユーロ圏にはなく、即効性のある決定が欲しいところでしょう。
そうなると、加盟各国の議会での投票や批准の必要もない、国民投票も必要ない、条約変更の必要もない 『即効性』 のある決定内容を求めているのではないかな?とチラッと思いました。
ドイツ対ギリシャ戦までに戻れるよう、これからジムに行って来ます

明日はスペイン対フランス、そして日曜日は我がイングランド対イタリア戦が待ってます


この写真はユーロ2012の予選でドイツが出場権を獲得した試合後のロッカールームで、エジル選手と握手をしているメルケル首相。男性のロッカールームに入っちゃってるってことですよね?

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