先ほど帰宅し昼食を済ませました。今ニュースを調べたらEU財務相会合で『ユーロ圏救済基金の規模 8,000億ユーロと決定』という記事を見つけました。約1時間前に出ている報道なので既に皆さんもご存知でしょうが、自分の記録のために記事にしました。
*決定内容昨年12月9日に開催されたEUサミット、そして
今年3月のサミットでの最終決定に基づき ユーロ圏救済基金設立の最終合意がなされました。
・加盟国が金融支援を必要とした場合、ESMからの支援金受け取りまでの期間を当初予定されていたものよりずっと短縮することが合意された。
1年前倒しで今年7月に発足するESMの最大融資能力は、最終的に5,000億ユーロとなるが加盟各国が資本払い込みを完了しない限り、融資能力は低いままとなる。

最初の計画では、加盟国の資本支払いは5回、それを5年間かけて行う予定であったが、それをもっと早めた

今回の決定によると、2012年に2回払い込みが行われる

1回目は7月、2回目は10月

2013年にも2回に分けて払い込みが行われる

最後の払い込みは2014年前半に行われる。

これによりESMの融資能力が早い時期に最大限に引き上げることが可能となる。
・2012年7月からは、ユーロ圏に於ける救済基金の中心はESMとなる。EFSFは(ESMと平行して7月以降も)救済機能を持つことに変わりはないが、救済対象となるのは既にEFSFから救済を受けているプログラムのみとなる。
ただし2012年7月から2013年中盤までの移行期間に限り、
救済基金全体の規模を5,000億ユーロに維持するために(EFSFからの)新規支援が行われる可能性がないとは言えない。
・当面は、
ESMとEFSF両方からなる融資金額上限は7,000億ユーロとなる。
2013年中盤からは、ESM単独での融資能力の上限は5,000億ユーロ
ただしその時点でもESMとEFSF両方からなる融資金額上限は7,000億ユーロと変化なし
・それに加え、
EFSMから 490億ユーロ、2国間融資による530億ユーロ



これを全~~部一緒にすると、救済基金の規模は約8,000億ユーロ
・ユーロ加盟国は、これとは別にIMFを通じて1,500億ユーロ規模の2国間融資にコミット
*この数字を見てなんか『1兆ユーロ』とかいう数字が一人歩き

しているので、8,000億ユーロという数字が市場関係者の満足するものとなったのかどうかは、正直自信ありません

ただ、米国では 8,000億ユーロ = 1兆ドル以上

という数字のあやで、結構納得した投資家が多いとも聞きました。どうなんだかね~
ただ、個人的に意見を言わせていただくと、この『8,000億ユーロ』又は『1兆ドル』規模の救済基金は、中国をはじめとするBRICS各国や米英からの追加支援金の呼び水効果を狙っているとも考えられるので、ここからは特に中国とかの動向が注目

されるのかもしれませんね。
オ~

スペイン予算案発表始まってますね。そちらに注意しますので、記事を更新!
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!