来週は3月の月末だけでなく、2012年第1四半期の終わりにも当たります。私もよく知らない話しで恐縮ですが

米年金運用の株入れ替えやバランスの組み換えが期末に向けて既に始まっているそうで、それがますます為替動向を不透明にしているようです。
そんな中、来週金曜日3月30日コペンハーゲンでEU財務相会合とユーロ圏財務相会合が一緒に開催される予定になっています。
3年物LTRO終了時よりも高くなってしまった地中海沿岸諸国の長期金利水準を巡り、欧州では一旦沈静化したと思われた 『債務危機問題』

があらためて注目されかかっています
*財務相会合でのトピック最大のトピックは 「ユーロ圏救済基金の規模決定」 であることは間違いありません。
欧州委員会の立場としては ’’暫定的な救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と後継基金であり恒久措置として設置さえた欧州安定化メカニズ(ESM)’’を一つにする案です。

実施の時期としては、ESMの発足を1年前倒し今年の夏からとなったので、その時に2つを一つにしましょう!という事でしょう

一緒になった時の救済資金規模は9,400億ユーロ
*ドイツ案それに対し、欧州救済に一番資金を出しているドイツは違った考え方をしています。
とりあえず1年前倒しでESMが今年の夏から発足する時に、既存のEFSFとESMを「一時的に」一緒にし、来年EFSFが正式に終了するまで、この形式を継続する

救済資金規模は両方一緒で7,500億ユーロ

来年EFSFが正式に終了した時点で、ESMが一人立ち

その時の救済資金規模は5,000億ユーロ
*心配だよ~ 
はっきり言ってしまえば、ドイツ以外の全ての国がドイツ案に対し不安

を抱いています。その理由は救済資金の規模が小さすぎる可能性があるため、何か問題

が起きれば市場が納得しないだろう

特に

ドラギECB総裁はこれ以上の3年物LTROの継続はない

と示唆している今、救済資金不足懸念が理由で市場がユーロ危機再燃

と騒いだ時に収拾がつかなくなる恐れがあるからです。
来週の財務相会合での決定内容の予想は有料記事とさせて頂きます。
もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!