*IMFの主張 
先月末に開催されたEUサミットの席で 「
恒久的な金融支援制度ESMの開始時期を1年前倒しして今年7月から稼動」 することが決定。これにより、今までユーロ加盟国の金融支援に使われていたEFSF (欧州安定化基金) はESMと並行して存在することとなり、その際のESM/EFSF合計の融資能力を5000億ユーロに高めるとされました。



しかしEUサミット開催の1週間ほど前に
ラガルド専務理事は ’’ESM/EFSFの増額’’ を示唆 しており、ドイツ政府との衝突が続いています

昨日の
ギリシャ向け第2次金融支援合意 を受け、IMFは 「負担額は3月2週に行われるIMF理事会で決定する」 とお茶を濁していますが、この背景にはラガルド理事の強い意志があるようです。
過去ずっと金融支援の3割を負担してきたIMF ですが、ギリシャ向け第2次金融支援に関しては1割の負担を主張しており、ドイツが反対している「ESM/EFSF融資能力を7500億ユーロに高める」ことが決定された場合のみ、負担比率の変更を考えてもよい という姿勢です。
レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)は昨日の合意発表の後に行われた記者会見の席で「ESMとEFSFの併合は必須で、今後10日以内に詳細を発表する。」と語ったようです。しかし2つが一緒になった後の融資能力額には触れていない模様
*メキシコG20会合新しい議長国:メキシコのもとで初めて開催されるG20会合。
そこに出席する中国や日本、ブラジル、ロシアなどに対し、EU側から’’ギリシャ債務危機が今後スペインやイタリアへ飛び火することを食い止める為にも、ユーロ圏救済資金の援助を御願いする’’

とされているG20。
しかしIMFの及び腰の姿勢を見ているG20参加国がそう簡単に首を縦に振るかは疑問。
*大規模抗議デモ既に午前中から「年金受給者による年金支給額カット」に対する抗議デモが始まっています。本日午後からは新たに
・ギリシャ最大の労組2つがアテネで抗議デモ実施

14:00GMT(現地時間午後4時)
・保険会社職員の抗議デモ

10:00GMT (現地時間昼12時)

既に開始されてますね
・共産党系労働組合による抗議デモ

15:00GMT(現地時間午後5時)
・誰が主催するのかなんだか判らない抗議デモ

16:30GMT(現地時間午後6時30分)
午前中から既に機動隊や警察による警備が設置されました

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