先日のギリシャ向け第2次金融支援策合意発表を受け、過去3年近く市場を独占した「ギリシャ問題」が舞台裏に引っ込みました。しかし市場関係者の中で今回の合意発表を持ってギリシャを取り巻く問題は全て解決、シャンシャン

と片付いたと信じている人はあまりいません。
*ギリシャ総選挙ギリシャ向け第2次金融支援策の条件の中に、ドイツは「ギリシャ総選挙の延期」を入れたいという希望を表明していました。合意後に行われる債務交換手続きやギリシャ法律改正などやることは山積み、なにも総選挙をそんなに焦らなくてもいいじゃないか?というのがドイツの主張です。最終的にこの条件は合意内容に含まれず、今でもギリシャは4月総選挙実施に向けて動き出しています。
次期首相、間違いなしとされているサマラス党首は今週に入り、「今年1月の時点では総選挙実施日を4月8日と想定していたが、債務交換手続き等がずれ込んだ為、4月29日に実施する運びとなるであろう。」と語っています。
ドイツが主張する選挙の延期が好ましいのか?それとも4月中に強引に進めてしまうのが正しいのか?私には判りませんが、地元ギリシャでは4月実施を支持する人が多い様子です。その理由としては
1)「テクノクラット」と呼ばれる国民が選挙で選んだ人ではない官僚が政局を運営していることを、ギリシャ有権者は好ましく思っていない
2)少しくらい選挙を延期したところで、特に何も変わらない
すみません、ちょっと長引きそうな電話が入ってきたので、一旦更新します。フランス関連でまだ書きたい記事があるので、それは後ほどということで....
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