ギリシャ現地時間水曜日午後5時5分からパパデモス首相と3党首協議が開始。トロイカ調査団から提示された「ギリシャ第2次金融支援の条件」を明記した草案内容について意見交換すること7時間30分

。 結局、会議は一点だけを残し全ての内容について合意に至り、木曜日午前1時近くに解散



、この後パパデモス首相はトロイカ調査団と話し合いに入った模様です。3党首会談はこのトロイカ調査団との話し合い終了後に再度行われるのか、明日の朝行われるのかは不明

話し合われた財政緊縮策の規模は2015年までに130億ユーロ、今年度中に30億ユーロ規模の財政措置の実施が盛り込まれているようです。本日合意に至った内容は
・15万人の公務員解雇

今年度中に1万5000人の解雇を断行
・公務員を1名雇用する度に、5名を解雇しなければならない

・最低賃金20%カット
・VAT税率凍結
・民営化の促進

今年度中に水道公社や空港など6社売却に動く

2017年までに500億ユーロの民営化を実行 (現在までにギリシャ政府が実施した民営化はたったの18億ユーロ

)
・医療関係費のカット幅(対GDP比)を1.9%から1.5%へ縮小


一点だけ合意出来なかった点

: 補助年金支給額の減額幅
欧州統計局の数字によると、2年間に及ぶ緊縮財政政策の影響で失業率は19%、貧困率も20%

まで悪化しているギリシャ。これ以上の年金減額は受け入れ難い

とし、パパデモス首相はユーログループのユンケル議長に電話

をし、この件について3党首の意見を伝えたと言われています。
ギリシャ最大の労組:GSEEは木曜日に会合を開き、今回の決定に対する抗議デモの実施について話し合うようです。
*ユーロ圏財務相会合水曜日の夕方、ユーログループのユンケル議長は「木曜日17:00GMT(欧州大陸時間午後6時)よりユーロ圏財務相会合を開催する」と発表しました。ギリシャ第2次金融支援条件の草案内容や民間債務交換交渉について協議する予定。この席にはIMFラガルド専務理事も出席するとも発表されています。
*格付け会社:S&P発言
オ~~~!と驚く

発言を2つしています。
1)ギリシャ現在話し合いが継続されている民間部門との債務交換交渉内容が合意し、債務交換が完全に完了するまでの間、一時的にギリシャの格付けを「選択的デフォルト(セレクティブデフォルト SD)

へ格下げ。交換が完了した時点で現在のCC格付けに戻る予定
2)米国昨年8月5日にトリプルA格からAA+、見通し:ネガティブに格下げされた米国。本日S&Pは 「米財政状況の悪化次第では、今後6~24ヶ月以内に更なる格下げの可能性は3割程度ある」



と発言
*独財務次官発言まぁ、こういうことになるんだろうな....

と予想はしていましたが、本日ドイツのなんとかいう財務次官が「3月20日に予定されている145億ユーロ規模のギリシャ国債償還分も民間債務交換の対象となる可能性」を示唆しました。しかしあと1ヶ月+後に迫った償還時までに間に合うのでしょうか?
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