ギリシャのKathimerini紙がつい先ほど報道したところによると、トロイカ調査団がギリシャへの第2次救済に対する条件として挙げている33億ユーロ規模の歳出削減内容がほぼ決定したようです。
・11億ユーロ

医療・医療関連支出の削減
・3億ユーロ

地方自治体への補助金の削減
・3億ユーロ

国防費の削減
・最低賃金カット

30万人の公務員が対象となるようですが、この人達の最低賃金を20~22%カットして750ユーロ/月とする
・公務員解雇

新たに1万5千人の公務員を年末までに解雇する。2015年までに15万人の公的部門の解雇を遂行する。
*歳出削減内容に於ける問題点気が早いというかなんと言うか....

この歳出削減が合意された場合にギリシャ政府が直面する問題点

が既に挙げられています。それは「税収不足」です。
最低賃金を20~22%カットすることにより、所得税不足が13億ユーロ

、 社会保険料収入の減少が24億ユーロ

生じると計算されるようです。

つまり33億ユーロ規模の歳出削減をすることに対し、合計37億ユーロの歳入減が生じるという呆れた事実

なんだかやるせない気分になってしまうのは私だけでしょうか?
ヨーロッパはもうギリシャ関連の「合意」には疲れてきました

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