*トルコ、ギリシャへのガス供給を停止これは10分前くらいに入ってきたニュースですが、トルコはギリシャへのガス供給を停止したと発表したようです。理由としては、アゼルバイジャンからトルコに供給されるガスパイプになんらかの問題が生じ、供給が一時的に停止されたからというもの。トルコのエネルギー省はイランに対しガス供給を増やすよう要請しているとロイターは伝えています。
*ギリシャ、24時間ストライキと抗議デモギリシャの労働人口の半分(約200万人)が所属する2大労組は24時間ストライキに突入したようです。この影響で鉄道、病院、市役所、学校などが影響を受けます。

これは今朝のアテネで閉鎖された地下鉄駅の前に佇む通勤者の様子
それに加え、アテネ市内では昨日に続き本日も国民による抗議デモが予定されています。ストライキと抗議デモが重なってしまったため、一部暴動化する可能性も指摘されており、目が離せません。
*ユンケル議長発言昨日からユンケルさんの発言が続いています。
昨日は独シュピーゲルとのインタビューで「ギリシャが抱えている問題の解決が出来ずなにもかもが間違った方向へ行ってしまった場合、第2次金融支援プログラムはご破算となり、来月にもギリシャは破綻宣告を余儀なくされるであろう。」と語りました。
そして今朝ドイツのラジオでのインタビューでは「ユーロは我々が考えているより長く続くであろう。ギリシャはユーロ圏に留まると考える。もしギリシャがユーロ圏から離脱した場合、欧州は(現在断行しているギリシャ救済以上の)より多額の資金を使って問題の収拾を迫られることになる。ユーロ圏の条約によると、我々はギリシャを離脱させることは不可能のようだ。万が一、我々がギリシャを強制的に離脱させることに成功したとしても、我々は(ユーロ圏から離脱した)ギリシャを支援する義務からは逃れられない。その時の支援額は想像を絶する金額となる事は間違いない。それを考えると、(ギリシャがユーロ圏に残っている)現在の支援を継続するに越した事はない。」
*パパデモス首相これは日本でも既に報道済みですが、昨日パパデモス首相は、ギリシャがデフォルトに陥った場合の影響について報告書を用意するよう財務省に指示したようです。
現在のところ、本日16:00GMTから首相と政権を支える3党の首脳の間で暫定合意した政策の枠組みで詳細を詰めることになっているようです。
*トロイカ調査団との交渉現在のところ、昨日パパデモス首相は3月20日までに15,000人の公務員解雇を約束しました。この3月20日は皆さんもご存知のようにギリシャが145億ユーロの償還を迎える日です。
未だに合意出来ない点として挙がっているのは、最低賃金のレベルです。現在ギリシャの最低賃金は平均で871ユーロ。ちなみにスペインは748ユーロ、ポルトガルは566ユーロとなっており、ギリシャの方が高めに設定されています。

トロイカ調査団はこの871ユーロの最低賃金を550ユーロまで下げることを要求しており、未だ合意がなされていません。
*ギリシャ代表・ダマンキ欧州委員発言昨日ダマンキ欧州委員は地元ギリシャの新聞へのインタビューを通して思い切った発言をしました。
「我がギリシャのユーロ圏からの離脱は、単なるシナリオという段階から、選択を迫られる可能性が高い具体的な計画へと移行されてきた。ギリシャがデフォルトするであろうという議論は、昨年の間は’万が一の可能性’として話されていたが、現在は’準備段階’へと具体性を帯びてきた。」
そして今朝になってからは、オランダ代表のクルース欧州委員は地元の新聞とのインタビューで、ギリシャが離脱してもユーロ圏は存続可能だとの認識を示しました。そしてギリシャの政治家達がリーダーシップを取り問題解決に向けた誠意が見られない限り、オランダやドイツの納税者がギリシャ支援に対し理解を示すとは考えられないとも付け加えています。
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