先週3日間連続で発表された英国のPMI指数。
それぞれひとつづつ追ってみましょう。
*英製造業PMI12月の数字 +49.7

2012年1月の数字は +52.1
8ヶ月ぶりの高い数字

となりました。
*英建築業PMI12月の数字 +53.2

2012年1月の数字は +51.4
今ひとつパッとしない数字

となりました。
*英サービス業PMI12月の数字 +54

2012年1月の数字は +56
10ヶ月ぶりの強い数字

となりました

このチャートは、サービス業PMI(オレンジ色の線)と英GDP(青線)の四半期ベースでの対比です。
これを見る限り、PMIが上昇

GDPも上昇するという相関性が見て取れます。
エコノミスト達の計算では、サービス業PMIと製造業PMI両方の伸びが3月まで継続するのであれば、2012年第1四半期GDPに対し、+0.7%の押し上げ要因となるそうです。サービス業PMIだけを取った場合は+0.5%の押し上げ要因と言われています。
*数字を見ての感想8ヶ月ぶりとか10ヶ月ぶりの強さ

というのを耳にして非常に違和感

を感じた私でした。
というのは、今年に入ってからラジオのニュースを聞くたびに、小売チェーン店の倒産や工場の閉鎖など失業者がこれから結構増えてしまいそうなニュースが次々飛び込んでくるので「大丈夫なの?」と心配していた矢先に、「PMIはこんなにいい数字です!」って言われても困ってしまう

からです。
偶然というか、今週木曜日には英中銀金融政策理事会(MPC)があり、昨年10月に「4ヶ月の期限をつけて増額された」QE2枠の見直しをすべきMPCとなります。そして今月15日には四半期インフレーション・レポートも出ますので、ますます木曜日のMPCに対する注目度

が増すことは確実となるでしょう。
MPC予想に関しては、別記事で書きますね!
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