
このグラフはギリシャ(水色線)とポルトガル(紫線)の10年物国債利回りの推移を表したものです。
これを見るとわかりますが、ギリシャの10年債イールドが17~18%を上廻った辺りから、いきなり25%まで高騰

しているのがわかります。
現在ポルトガルの10年債イールドがこの「17~18%」魔の水域まで来てしまっている

ので、ここからポルトガルもギリシャの後追いデフォルト候補国となるのかもしれません

ギリギリの瀬戸際です
*ギリシャ関連いろいろなニュースが飛び込んで

来ています。
まず私達が待っているニュースは
1)ギリシャ政府と民間団表団との間で話し合われている債務交換交渉の結果
2)EU/ECB/IMFからなるトロイカ調査団とギリシャ政府との話し合い

その結果によって、1300億ユーロの第二次金融支援金をギリシャが受け取れるか否かが決定される
以上2点となっています。
今朝の段階で、ギリシャ財務省からは「早ければ両方の結果は本日中、遅くても今週中に出る。話し合いはスムーズに進行中」と伝えられました。



2時間ほど前に、IMFのなんとかいうオッサンがKathimerini紙のインタビューで「ギリシャは今まで本当にたくさんの財政再建策を受け入れ頑張って来た。海外から発せられるギリシャの対応の遅さに対する苦情は理解出来るが、ギリシャ政府も国民もこれだけ頑張っていることを判って欲しいという不満が相当溜まっている。」とねぎらい(?)の言葉をかけています。
でもこういう言い方をしては気の毒ですが、ユーロに加盟するときに改ざん会計を使い、その後は安定協定(財政赤字対GDP比は3%以内 など)を完全無視して今まで約10年間やりたい放題という生活をしてきたツケと考えられないのでしょうか?本当にくどいですが、ドイツと同じ金利でお金が借りられる生活って、本来ならあり得ない訳で...それを考えると、ユーロって何なの?という基本的な問題になってしまうのですが....




1時間ほど前に入ってきたニュースでは、ギリシャの医療関係者(お医者さんや医療関係者全体)が本日ストライキをしているそうです。
私はアテネに雪が降ることって知らなかったのですが、今日のアテネは雪

(これはアテネにある大統領府のガードの人達の今朝の様子)
医療関係者のストライキは本日がはじめてではありませんが、本日のストはトロイカ団とギリシャ政府が交渉している内容に反対するもののようです。
本当に今週中に解決するのかな?
最後になりますが、シュローダー投資顧問は「
ギリシャのPSIが70%の損失を受け入れるという結果となっても、ギリシャ債務問題は解決しない」と語っています
オ~~~~~~~~~
たった今、ギリシャ政府スポークスマンから「トロイカ調査団との交渉はほぼ解決した」と語っています。
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