英ガーディアン紙と欧州の主要紙5紙が行ったインタビューが先ほど発表されました。その中で同首相はギリシャへの金融支援に対して初めて「機能していない」

と語っていることが判りました。
*主な発言内容・ギリシャギリシャへの過去2年に渡る金融支援は機能していないと認めるしかない。ギリシャ政府や世界的な機関が一生懸命努力しているにもかかわらず、同国を取り巻く環境は安定していない
・金融支援への出資に対して今回の危機が起きた根本的な問題点を解決せずに、何十億ユーロという金額をポンポン支援金として手渡すことは無意味である。ドイツが永遠に救済資金を出し続けるとでも思っているのであれば、それは間違いだ。そしてドイツが無理をしてまで救済資金を出し続けるという行為はEU自体にとっても有益ではない。
・欧州司法裁判所 (European Court of Justice ECJ)将来的にはECJがユーロ加盟17ヶ国の予算や財政状態を監視する権力を持つ事となるであろう
・欧州政治統合将来的には欧州がひとつの政治的共同体となり、中央政府が欧州全体の決定を下す形へと変化し、加盟各国の国家権力は制限されることとなるであろう
・ドイツ式の財政政策昨年12月のEUサミットで提案された「新財政協定」の内容は、ドイツ式の厳しい財政規制に添った内容となる可能性を示唆。

ドイツ式の財政規律を適用することだけでなく、「新財政協定」を巡る話し合いに関しては、ユーロ加盟国内からも不満の声

が出ています。
ユーロ圏だけでなく欧州全体が必死で危機解決に向かって努力しているのに、ドイツの政治家はこれはダメ!あれもダメ!と不満ばかり述べ、’自分達のやり方’をある意味強制的に押し付けてくる。こんなドイツの政治劇につきあう時間はない という内容みたいです。

他の意見としては「新財政協定」は即効性に欠ける点を危惧する声も聞かれています。これはあくまでも中期的な対策であり、明日どうなるか判らないギリシャ救済には即効性なし!
・負債欧州各国が抱えている負債を欧州全体で共有するということは、欧州統合が完全に機能してからでないと実現しない。それには先ほども言ったように欧州司法裁判所 (European Court of Justice ECJ)が加盟国の予算や財政状態を監視する権力を持ち、欧州がひとつの財政政策を持った時、初めて可能になるであろう
・英国について私は英国は今後もEUに残りたいのであると信じている。27という全ての国がひとつになることは難しいことであるが、努力して英国も含めた27ヶ国全体のバランスを取りたいと考えている。

イギリスに住んでいる私が見る限り、英国はメルケル首相が語った「欧州中央政府」が英国の財政などを決定することを望んでいるとは思えません....
*メルケル首相の写真
本日のインタビューとは全く関係ないのですが、こんな写真を発見しました。
メルケル首相の手の形に注目

この手の形にどういう意味があるのか知りませんが、これって癖なんでしょうね....
私がそれ以上に驚いたのは、同じ形の上着を一体いくつお持ちなのか?

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