*英国の2011年GDP先ほど2011年Q4GDP速報値が発表されました。予想の-0.1%を若干下回る-0.2%(前期比)
そして2011年英国のGDPは+0.9%という結果となり、2010年の+2.1%から大きく落ち込んだことが確認されました。
*各セクター別の動き英統計局の発表内容の資料によりますと
・建築業
Q4は-0.5%(前期比)、+1.3%(前年比)

ちなみにQ3は+0.3%(前期比)
前年比で大きくプラスになっているのは、2010年12月は大雪だったため、建築業界は最大の打撃を受けたからだと思います。
・ホテル、レストラン
季節調整済みの数字ですが、Q4は-0.5%(前期比)+0.7%(前年比)

ちなみにQ3は+0.2%(前期比)
・運輸関連
季節調整済みの数字ですが、Q4は-0.1%(前期比)

ちなみにQ3は+0.3%(前期比)
・ビジネス・サービスとファイナンス
季節調整済みの数字ですが、Q4は±0%(前期比)、+2.1%(前年比)

ちなみにQ3は+1.2%(前期比)
・その他のサービス
季節調整済みの数字ですが、Q4は+0.4%(前期比)

ちなみにQ3は+0.6%(前期比)
・製造業
Q4は-0.9%(前期比)
・鉱工業生産
Q4は-1.2%(前期比)

ちなみにQ3は+0.2%(前期比)
・電気・ガス販売
Q4は-4.1%(前期比)
*エコノミスト達の反応Q4マイナス成長発表を受けて、シティーの金融機関やシンクタンクのエコノミストの感想はと言うと、意外に強気

2011年Q4のマイナス成長は一回限りのものになるとみる人や、最悪の場合はQ4~2012年Q2まではマイナス成長になったとしても、それ以降はなだからかな回復が見込めるのではないか?という意見がほとんど
*どうしてそんなに強気になれるのか 

昨日IMFが発表した世界経済見通しの内容が、これらエコノミスト達の’’自信’’の表れなのではないか?と私は勝手に勘ぐっています。
上の図は昨日発表されたGDP予想ですが、欧州各国の2012年GDP予想を見ると、イタリア -2.2%、スペイン -1.7%、ユーロ圏17ヶ国全体 -0.5%、そしてプラス成長国として、フランス +0.2%、ドイツ +0.3%と並び、一番強いGDP予想は他でもないこの英国 +0.6%となっています。
私個人の意見としては、こんなどんぐりの背比べで一番になったとしても、実際の数字は+0.6%と非常に低い数字であることには全く変わりはありません。ただイギリス人にしてみると、「ドイツより強い英国

」 にエライ気分良くしているのかもしれません。
目を欧州の外に向けてみれば、米国 +1.8%、日本 +1.7%、世界平均 +3.2%となっており、英国の+0.6%なんて吹けば飛ぶような数字であることには何も変化なし
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