本日と明日にかけてパリで開催されているG20会合。これは
11月3~4日に仏カンヌで開催されるG20会合のたたき台となる重要なものです。
*今回のパリG20会合で話し合われる内容・欧州系銀行への資本増強
・EFSFの権限強化
・市場が納得出来るような
ギリシャ第2次追加支援策 の決定
・大胆なヘアーカット率適用に対する議論
・今回の債務危機の再来を防ぐために、欧州各国の連帯を深め長期的対策を考える
などが挙げられています。

本日の会合は欧州時間午後から開始され、夕食会がもたれます。真剣な話し合いが行われるのは土曜日となっており、土曜日午後に記者会見が予定されています(時間不明)。
たった今入ってきたニュースでは、本日のG20会合の席で、金融機関に対する取引税導入の是非についても話し合われる予定となったようです。
*フランスからメキシコへ今回、そして11月3-4日のカンヌG20が大切な理由は他にもあります。それはカンヌG20終了後に、G20議長国がフランスからメキシコへバトンタッチされることです。
英オズボーン財務相が’’カンヌG20までにユーロ圏債務危機問題に対する解決策の決定’’を迫った理由は、議長国がユーロ圏加盟国であるフランスが握っているうちに欧州内のゴタゴタを解決したかったからでしょう。
議長国フランスの財務省内部の話しでは、カンヌG20までに(G20加盟)各国に対しそれぞれの国が今回の危機に対してだけでなく、世界的景気低迷を改善するためにどのような貢献が可能か?を決定するとも言われています。G20合計の経済規模は世界全体の85%であることを考えれば、G20加盟各国がそれぞれ前向きに努力すれば世界経済の回復は可能であるという見方にようです。
*各国に課せられるであろう貢献内容・中国は第12次5カ年サービス業計画を通じて国内の個人消費の向上や企業投資の活性化を狙う
・米国とユーロ圏加盟国に対しては財政赤字削減を最優先とする
今年4月に開催されたG20の席で、米仏英独に加え日本、中国、インドの合計7ヶ国に対し、財政/金融両面から景気回復に向けた一層の努力を迫ったG20ですが、その点についても今回のG20会合で話し合いが行われるようです。
*G20加盟国からのヘルプユーロ圏債務危機に対するG20加盟国からの支援話しも聞こえてきます。BRICS各国の政府や日本政府はIMFを通じての救済への加担に合意しているとも報道されています。この点に関しても今回のG20で話し合われる可能性は非常に高いです。
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