本日は 号外 その3 イギリスの住宅ローンについてです。本当は 不動産市場についても書こうと思ったのですが 体調最悪なので 明日に書かせて下さい......
久し振りにブログ書くと疲れる......その2を書くのに5時間かかりました。BoEホームページ調べて PC音痴のくせに格好つけてエクセルしたり.......やっと全部書き終わって 文章をブログに載せて Pre-Viewしている時 最初に頭に浮かんだ事は ”これで PC接続が切れたら AOL お前の会社 潰したるでぇ~!”と ほとんど ヤクザ状態でした。Saveしながら書いているんですが 途中でアツクなると Saveし忘れたままになっちゃったりで......
Tradingしながら BoE読んで ない知恵絞って理解しようとしている最中、バイアグラ広告が載っているスパムたっぷりのHメイルが届き 今度 それを削除してる最中に娘から電話が来て 学校終わったらXXXXちゃんの家に行っていい? との電話。勝手にせい と電話を切ると 知人のイギリス人Traderからメイルが来て ”息子の学校から呼び出し受けて 今さっき帰ってきたんだけど マーケット何かニュースあった?しかしなぁ....俺の話し聞いてくれよ。息子の行儀が更に悪くなったら 来期で退学処分になるって言われたんだよ。どうしよう...” という内容。”まぁ 父親がアンタだから仕方ないんじゃないの?” という無責任な返事を出しましたが それっきり 来ないぞ、返事が........
まず 住宅ローンの話しに入る前に 基本的な数字を紹介します
英国連邦(イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)全体の人口 6,067万人
イギリスの人口 5,070万人
最近のイギリス労働人口の正確な数字 どこ調べても出ていないんですよ。一番新しい数字として 2000年度のものが出ていて それが 2,770万人でした。だから たぶん 2007年度は 3,000万人前後ってところかな?これは あくまでも東欧からの出稼ぎ労働者を除いた正規のイギリス市民権を持っている人達の数字
現在 確認されている住宅ローンは 550万件
英国住宅ロ-ン事情 そして
英国住宅ロ-ン事情 その2を まず 読んで頂くと 話しがしやすいです。
ここで触れていますように 3ヶ月物金利がイギリス住宅ローン金利設定のベンチマークとなっています。通常のマーケットですとBoE政策金利が下がれば 3ヶ月物金利も下がり 住宅ローン金利も下がります。しかし 今回のような非常事態では BoE利下げが住宅ローン金利下げに繋がって来ない危険性が出てきました。とは言っても 住宅ローンにも何種類かあり BoE政策金利連動もありますので その場合は今月の利下げと同じ幅 住宅ローン金利も下がっています
これは 上記リンク 英国住宅ローン事情から抜粋したものです
ここでお断りしておきたいのは この6,600ポンド(年間)の住宅ローンは 4.80%住宅ローン固定金利を使用して計算されています。イギリスの住宅ローンは 金利連動性か固定レートのいずれかを選べます。このレートは 2004-2005年 BoE政策金利が 4.00-4.75%だった頃に 固定されたもの。この時期は 原油価格が2004年夏 35-37ドルから 同年秋には 一気に55ドルへ高騰、その後 2005年夏にかけて 40ドルへ戻ったものの そこを底として 再度上昇した頃です。この2004-2005年に出された固定金利物の住宅ローン期間は 2-3年、つまり 早いものは 既に昨年に満期となって 他の住宅ローンに乗り換えているはずですが、多数の人は 3年間の固定金利を選んでいる筈ですので 今年の秋から来年の秋にかけて 満期が来ます。
ここ数ヶ月は 固定金利物の住宅ローンが めっきり少なくなりました。私がイギリスに来た頃 住宅ローンは ほとんどが 金利連動性であり 固定金利物を選んでいる人は 少数派。しかし 過去3年間では 何と 住宅ローンの70%が固定物だということです。
もし 今月 固定物が満期を向かえ 乗り換え用の固定金利ローンがないので やむなく 金利連動性の住宅ローンに乗り換えると ローン金利は 一気に7.50%くらいに上がります。これですと たぶん住宅ローン支払い額が 7,800-8,000ポンド(年間)に跳ね上がるはず。 そうなんです。2004-2005年に2~3年固定金利住宅ローンを組んだ人達の 最終(固定ローン保有)満期組が 2008年夏迄に満期を迎えます。その数 ナント 140万件、つまり イギリス住宅ローン総数 550万件の25%が それに当たる訳です。これなんですよね、政府が頭を抱えているのが........ 来年夏までに あと最低2回 BoE利下げが予想されており その時には 政策金利は現在の5.50%から5.00%へ下がるはず。通常のマーケットでしたら この0.50%下げが住宅ローン金利にも反映するのですが その時までに サブプライム・信用収縮マーケットが どの程度 沈静・正常に戻っているか 誰にも分からない。現在 一般的な金利連動性住宅ローン金利は 7.46%くらいですので もし この状態が 来年 固定金利満期後も続いたりすると 相当 イギリス人の懐具合は厳しくなります。英中央銀行も それを十分すぎるほど知っていますので 前回のインフレレポート発表後の記者会見でも キング総裁は 利下げ実施を前提としたような発言をし 英住宅ローン総数の25%の最終満期組を安心させようとしたのだと思われます。
もちろん 住宅ローン借り入れ金額が少ない人(5万ポンド以下とか)は 固定金利4.80%から連動性金利7.46%と 約3%上がっても 月額50ポンド以内とかいう差額で済むでしょうが 借り入れ金額が10万~20万ポンドという規模になると 月額 200~400ポンド強 増えるようです。これは きついッス
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書いてる途中にも、色々とおありだったのですね。
・・・すいません、笑っちゃいけないのに何故か笑ってしまいます・・・
お陰さまで、憎らしいけど放っておけない憎いポンド君に、親近感を持ってしまいました。
が、やはり危険な香りのするヤツですね(擬人化)。
風邪ですか?
年末で、お疲れが溜まっているのではないですか?
くれぐれも、大事になさって下さいね。
・・・・ベネズエラ・・・・(しつこい)