ケロケロ...........
Trader必読 しろふくろうFXテクニカル研究所の しろ所長様が 私のブログの号外記事について書いてくださったお陰で 途端に活気付いてきたN20でございます。
それでは 昨日の続きから 書こうと思います
どうして 私は 英中央銀行金融政策金利変更なし に100%自信があったか?
一番の理由は 11月BoE四半期インフレーションレポート と ポンド実効レートでした。
*インフレ レポートまず これが8月発行のインフレ レポート CPIについての一部
The central projection is for CPI inflation to fall back to around the target over the next month or so, before settling close to the target for the remainder of the forecast period...........Further out, the projection is a little lower, reflecting the more pronounced slowdown in demand growth
そして これが11月発行のインフレ レポート CPIについての一部
In the central projection, inflation rises above the 2% target next year, reflecting the impact of higher energy price inflation and the depreciation of sterling
簡単に言ってしまうと 8月のレポートでは 英CPIは 今後1~2ヶ月中にターゲット(2%)に戻り、そのレベルに落ち着く
それに対し 11月のレポートでは 来年は エネルギー価格上昇とポンド下落の影響で CPIはターゲット2%を越えて上昇予想。
信用収縮でマーケットでの資金繰りは厳しいだろうけど、(8月時点以上に)BoEは11月のレポ-トでインフレ懸念について言及しているので さすがに利下げは ないだろう と思ったのです。
それとは別に 11月レポートでは GDP予想を 2008年第二四半期 2%、2009年の年末 3%と下方修正しています。その理由として 1)2006年8月より合計で125bps利上げした効果が出てきている 2)信用収縮 3)世界全体の景気に対する不透明感が増した
まぁ 11月と言えば 泥沼の米サブプライム、そして英ノーザンロック どうなるんや?と 明るいニュースがありませんでしたから 不透明感が8月より増しているのは当たり前ですね
*ポンド実効レート11月インフレレポートで言及されている<ポンド下落>ですが これは 実効レートを指しています。まず この2つのチャートをご覧になって下さい。BoEホームページにエクセル使用のデータがあったので そこから実効レートのデータを拝借して グラフを作ってみました。


最初のものは 1990年1月~現在、これを見る限り 現在の実効レートが特にポンド安ではない事が確認出来ます。
2番目のものは 2000年1月~現在、これを見ると 今年のノーザンロック事件あたりで年内最高値を付けてから 確実に下落の一途を辿っています。
8月と11月のインフレレポート間の実効レート変化率は 8月=104 から 11月=101へと 約2.9%下落、実効レートには 4対1方式という原則があり、2.9%下落の四分の一に当たる0.7%の金融緩和(=利下げ)効果があるというものです。ですので BoEがわざわざ インフレレポート内で言及するのは十分に納得行きますね。
BoEの最後の利上げは 今年7月5日、その日の実効レートは 104.54。そして今回の利下げは12月6日。しかし 利下げ日当日の実効レートは金融政策変更時点では分かりませんので 前日12月5日終値を使用しますと 99.65。つまり
7月5日から12月5日の間に実効レートは104.54から99.65まで下落、その下落率4.67% これを4対1方式に当てはめると ナント 1.17%利下げと同じ効果が出ているはずだったんです。ですので 私は 昨日書いた<現金引き下ろしにまつわる出来事>に遭遇しなければ 英中央銀行が敢えて利下げに踏み切る理由は 全く見当たらないという自信がありました。
*インフレ懸念ボコボコにあります。家の財布を握る主婦として申し上げますと 夏までは ガス・電気代の値上げにヒィーヒィー言っておりました。ガス代の高さに不感症になった秋以降は ガソリンがリッター当たり いきなり 1ポンド4ペンスに値上がりです。この時点で 自分の血を売って生活する人の気持ちが分かるような気分になり 落ち込みました。そして 冬になってからと言うもの 食品の値上げ という最後のトドメが..........贅沢品・嗜好品ではなく なければ生きていけないパン・ミルク等の値上げなので 一週間のまとめ買いをし レジで清算するたびに ドッカァ~~~ンと悲鳴を上げているのは 私だけではありません。以前は 娘を連れて買出しに行っておりましたが 最近は 出来る限り 鬼のいぬ間に私一人で こっそり行くように心掛けています。だって 娘を連れて行くと くだらないものをドッサリ買わされ そういうくだらないものが 食品以上に高いからです(ワイン代は ケチらないですよ 笑)
11月レポートの最後のまとめとして
Overall, the risks to growth are on the downside, while those to inflation are balanced. The uncertainties surrounding the medium-term outlook are judged to be higher than in August. There is a range of views among the Committee on both the central projection and the balance of risks.
つまり 成長率は下落リスクがあるが、インフレに関しては バランスが取れている と書かれています。嘘つけ!どこが バランス 取れてるの?同じ<イギリス>に住んでるの?きっと 食料品の買出しなんて 行かないんだろうなぁ こういうオジサン達は.....
明日は 住宅ローンと不動産市場に関して 書きます
追加:全く 本日の内容とは関係ありませんが、頂いたコメントの中で 私が遭遇した現金引き下ろしに関する出来事は マネーロンダリングの影響ではないかとの指摘を ココ様から頂きました。
私の感じでは NOです。その理由としては 私は過去10ヶ月 同じ金額を毎月一度 引き下ろしており 銀行の人も ”あ、また あの人だ”という感じになっていました。年配のオバハンが出てきたのは 今回がはじめて。こんな質問を受けたのも 今回がはじめて。悪い事に 私が現金を引き落としている銀行は 信用収縮相場に突入して以来 損失、そして 追加損失も出しております(笑)たぶん 異常事態なんでしょうね
私も 日本ではスイス系銀行で、1989年からは ずっとロンドンシティーの金融機関で働いておりました。行く金融機関で それぞれ マネーロンダリングに関する訓練を受けてまいりました。それとは関係ありませんが ロンドンは オサマ ビン ラディンのお姉さんが住んでおり(もう いないのかな........)テロ関連の闇資金が大量に流れ込む危険性もありますよね....
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う~ん内容が濃くて何度も読み返しました。
買い物に行くのに「鬼のいぬまに!」が良くわかります。
我が家の娘も買い物に行くとあれやこれやとねだっておりました。
最近は自分で稼いでおりますので、学費以外は殆どかからなくはなりましたが・・・それもちょっと寂しいです。
またお邪魔させてください。
あ!先日はコメントありがとうございました。