先週まで雨に次ぐ雨で鬱陶しい毎日を送っていたロンドンですが、この週末からイギリス南部は「一時的な熱波」に覆われていきなり30度を記録しました。今日のロンドンは最高気温32度まで行くらしく「ウィンブルドンのプレイヤーの人達、大丈夫かしら?」といらぬ心配をしている私です。
*スイス・フラン 一時的ペグ制要請スイス第2党の社会民主党と同国のロビーグループがスイス国立銀行(中央銀行)に対し「自国通貨のユーロに対する暫定的なペグ制度設立」を呼びかけた模様です。
ギリシャ債務危機の泥沼化

も手伝い、スイス・フラン高は加速度をつけて進行しており、このままで行けば今年下半期のスイス経済は通貨高により打撃を受けることを心配

しての提案のようです。
ユーロに対するペグ制という提案はあくまでも非常事態

を受けてのもので、ずっとペグ制を継続するつもりではないことを強調しており、スイス中銀にECBとの話し合いを早急に持つ事をあわせて提案しています。
*紳士協定設立の手段も?ペグがダメなら、残る手段は
・スイスのマイナス金利誘導
・市場参加者に対する紳士協定の徹底

投機的なスイス買いをしない という内容
・ギリシャがデフォルトした場合は急激なスイス高になる可能性が高いため、その場合は介入でのスイス売りを要請
ロビーグループのおじさんは
「もし数日或いは数週間以内にユーロ/スイスが1.1000とか1.0000まで(スイス高に)推移した場合、スイス中銀はどんな手段を取ってもスイス高を食い止めるに違いない。その手段としては介入だけでなく、スイスフランの一時的なペグ制導入も考慮すべきである。自国通貨が困難な状況にある国がその通貨をある特定通貨に対してペグ制導入に踏み切ることは過去にいくらでも例がある。」
*失業者数増加懸念社会民主党のおじさんは、このままスイス高トレンドが継続した場合、スイスは競争力を失い10万人以上の失業者を出す恐れがあると語ってもいます。
本日のマーケットでは1.1800にスイス中銀の買いがあると噂されていますが、1.20でももっと上の1.25でも同様の噂で持ちきりでした。皆さんもご存知のように、昨年春にギリシャ債務危機問題が浮上して以来、スイス買いは断続的に続いています。当然スイス中銀は何度も単独介入に踏み切りスイス高を阻止しようとしましたが、介入で買ったユーロが(ユーロー下落により)目減りし損失が発生。今後も新たな損失につながる恐れのある ’ユーロ買い/スイスフラン売り’ の介入再開は困難と見る関係者が多いのも事実です。
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