シドニー・モーニング・ヘラルドという新聞に
面白い記事 が載っていました
簡単に言ってしまうと 「果たして金価格はこのまま上昇を続けていくのか?それとも金価格バブルは弾ける寸前なのか?」ということについて書いているようです。
このすぐ下の記事で ’20年間ずっと売り手だった中銀が2010年に初めて買い手となった’と書きましたが、この新聞記事では 「世界の金融資産に於ける金の比率は1960年後半の5%から2000年にはたった0.2%まで減少し、現在は0.7%となっている。たった0.7%という比率である以上、金価格をバブルと呼ぶことは出来ないのでは

」 という疑問も投げかけています。
そうなんですか、たった0.7%だとは私 知りませんでした。
*米ユタ州の決断本当~~~~~~~~~~に恥ずかしいのですが



私はこの記事を読むまで知らなかったです、この話し
調べてみたら、先月米ユタ州は
金/銀貨を法定貨幣として扱う事を法制化したそうです。つまりドルと並び金銀貨を州内で通貨として認める事をユタ州議会下院で可決

先月29日にはユタ州知事がそれにサインし晴れて州法として認められた

5月7日より実施
そしてこの動きは米国の他の州へも飛び火

し、コロラド・ジョージア・モンタナ・ミズーリー・インディアナ・アイオワ・ニューハンプシャー・オクラホマ・サウスキャロライナ・テネシー・バーモント・ワシントン州も同様の州法設定に前向きだそうです

なんだか変な気分

ですね。もしこれと同じ事が日本で起こったとしたら、金貨を持ってセブン・イレブンに行ってオニギリを買うという事でしょう?おつりは円で受け取るのでしょうかね?それとも若干価値が低い銀貨と紙幣を混ぜて受け取るんでしょうかね?



いろいろ調べてみたのですが、今のところ ユタ州では金/銀貨の額面の価値しか認めていないようなので、すぐに州民が金貨や銀貨を持ってスーパーマーケットに行く訳ではないようです。例えば額面50ドルの金貨は「金の価値として1,400ドル」の価値があったとしても、金貨の額面が50ドルなので、「50ドル」として扱われる

。 そりゃ誰も使わないわ。それとも私の調べ方が足りなかったのかも

。 もしかしたら5月7日実施日からは額面ではなく ’金の価値’ として扱われるのかな?
*米ドルに対する不信米ドル以外のもの(今回は金銀貨)を貨幣として扱う動きは、そもそも米連銀 そして米ドルそのものへの不信

から始まったようです。
米連銀の仕事振りに対する評価ですが、Gallup調査によると「連銀は素晴らしい/よい仕事をしている」と答えた人達は2003年から2009年の間に53%から30%へと減少したそうです。ブルーンバーグ社が行ったアンケートでは、アメリカ人全体の16%が中央銀行そのものを廃止したい

と考えているようです。2007年のサブプライム問題発生以降、超緩和政策を貫いている連銀に対する不満は相当たるもののようで、金融機関は ’too big to fail’ なので救済に出たが、一般市民は ’too little to be helped’なので見殺しにされたということなのでしょうか?この不公平感が連銀不信へと発展しても何ら不思議はありません。
このユタ州の決断がドル・インデックスの下落要因の一部だったと考えるのは私の考えすぎかな?
少なくとも英国ではこういう話しも動きも全く見られません。
なんだか相場に乗れないので、買い物にでも行って来ます

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