*英オブザーバー紙の記事シティーの金融コンサルティング会社:Fathom社が行った分析によると、ギリシャとアイルランドに対する金融支援金利はECB政策金利にリンクしているため、先週の利上げにより両国が支払う利息が増え

財政再建遅延懸念発生

今後も一定期間を経てECBが利上げを実施すると仮定

ギリシャやアイルランドがデフォルトにおちいる危険性は避けられないかもしれない

ポルトガルもその例外ではない
*スペインへも飛び火? 
ポルトガルが金融支援要請をしてからというもの 間髪もいれず、スペインの首相、財務相、経済相達が「スペインは大丈夫!

」「その証拠にポルトガルと同日に実施した入札はバッチリ上手く行ったじゃないか?」など自信満々の発言が続きました。
しかしFathom社は、スペインはユーロ危機を避けて通るのは難しいのではないか

という考え方のようですね。この記事を読む限り、同社は 「政府の財政赤字に加え、スペインの銀行の債務借り換えは2011年度は対GDP比5%以上、2012年度は9%以上という規模になる。今後ECBの利上げが継続すれば、スペインの借り入れ金利も当然上昇し、同政府に対して相当の負担となり

それが財政危機を引き起こす。」 ということです。
*ユーロ切り下げ?もしユーロ加盟国のデフォルトが連続して起きた場合(マジ?

) 市場の信用性がとことん傷つき、通貨(この場合、ユーロのことでしょうね)は30%ほど切り下げされる結果となるであろう という具体的な数字も出してきています。

利上げによる借り入れ金利上昇はユーロ圏を2極化(ドイツなどの優等国とPIGS劣等国)するだけでなく、ユーロ加盟国をばらばらに分裂させてしまうかもしれない。そして現在ユーロ圏を悩ませている加盟国の債務危機問題は「
国家のソブリン危機ではなく、銀行セクター危機」であるとも書かれています。
*ソロスさん世界的金融危機以来、主要国中銀で最初に利上げの決定を下した欧州中銀(ECB)。ソロスさんはこの利上げについて 「世界各国の経済は食料品や一般的な商品価格の上昇プレッシャー

を受けている。そのプレッシャーの誘惑に負け利上げしたECBの判断は極めて不適当である。
ECBの金融政策は物価安定最優先 であることには変わりないが、ユーロ加盟国内で過剰債務問題に真剣に取り組んでいる国々にとり、今回の利上げは不利になるかもしれない。そして最近ずっとユーロ圏を悩ませている債務超過問題のお陰で単一通貨:ユーロには暗雲が立ち込めている。」と語った模様です。
それでもまだ世界各国の中銀やSWFはユーロをここからガンガン買っていくのでしょうか?
もう寝ます。本当は記事を書くつもりではなかったのですが、気がついたら書いてました

お休みなさい~



もし この記事がお役に立ちましたら 3段攻めポチッ

御願いします!
人気blogランキングへ
にほんブログ村
こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!