英議会のホームページ や他の新聞報道などで入手した「予算案にまつわる面白いエピソード」を御紹介します。
*赤い鞄
この写真の鞄は赤というよりかは茶色っぽく写っている

のですが、伝統的に財務相はこの赤い鞄に予算案全容を書きとめた書類を入れます。そして予算案発表当日ダウニング街11番地のドアの外に立ってこの赤い鞄を記者団に振ってみせ、そのまま車に乗り込んで議会へと向かいます。
ソロスさんがポンドをERMから脱落させたポンド危機当時に財務相だったラモント前蔵相は、予算案発表当日にこの赤い鞄に予算案関連書類ではなく、ウイスキーのボトルを一本だけ入れていた

事で有名です。肝心の予算案関連書類はどこにあったのか

と言うと、当時ラモント蔵相のお付きを勤めていたヘイグ氏(現外務相)がスーパーマーケットがくれるプラスチックの袋に入れて抱えて持って歩いたそうです。予算案発表が終わり報道陣の質問に答える形でヘイグ氏は「もし何かの拍子に僕が抱えていたビニール袋の中身が記者団に見えてしまったら、どうしようかと気が気じゃなかった」



と告白しています。
*お酒これは日本人である私には全く信じられないこと

なのですが、英国では「予算案を発表する時のみに限り、財務相が飲酒することを認める」という定めがあります。
まさか予算案発表の時にお酒を飲みながら発表する財務相なんていないでしょう?

いいえ、ちゃんといるんです

保守党のクラーク氏は財務相当時、ウィスキーを飲んで予算案を発表しました。
ハウ氏はジン・トニック、もっと昔の蔵相達は ブランデー、シェリーなどを飲みながらの予算案となっています。
ちなみに前ブラウン首相が財務相だった時にはお酒を飲むと予想されていましたが、実際にはミネラル水に落ち着いたようです
*予算案発表の長さ一番長かった予算案は4時間45分
一番短いものは たった45分
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