くどくど説明しも埒が明かないのでチャート作りました。
上から ドル円、ユーロ円、ポンド円 1995年~1998年末週足です。
一番最初のドル円チャート上に紫色と黄緑で囲んだ部分があります
紫で囲んだ部分 ⇒ 日銀による円売り介入黄緑で囲んだ部分 ⇒ 日銀による円買い介入赤い丸の週に「神戸震災」が起こりました。そして各チャートの左側に2本垂直の黄色い点線区間がありますが、それは 「1995年」 です。
チャートが見づらい時は 2回くらいクリックして下さいね。拡大して見やすくなります


神戸震災から約3週間後にG7開催。そこで主要各国の中銀による協調介入が確認され

、その後日米欧の中銀による円売り介入が実施

しかし円高は加速するばかり


ここで当時の大蔵省は 「円高是正のための海外投資促進策」を発表

それと同時に日米協調介入も実施


ガポガポの円売り相場到来
*「円高是正のための海外投資促進策」とは?1)機関投資家が保有している外債の評価方法改正
2)生保などの外貨建て対外貸付の解禁
3)生保などの円建て対外貸付50%ルールの撤廃
4)非居住者によるユーロ円債の勧誘制限の完全撤廃
5)外国為替取引銀行の持ち高制限の緩和 ⇒ 外貨投資の促進
こんなとこだと思います。この対策が発表されてすぐに機関投資家がガンガン外債を購入したという記録はないようですが、既存対外資産に対する「通貨ヘッジの取り崩し」が加速

したようです。

どういう事かと申しますと......例えばある生保さんが米債を買いました

この生保はドル資産 (米国債購入により) を買ったので、為替相場の急変による損失を最小限にするために、持っているドルの一部に対しドル売りのヘッジをします

円高是正対策により、円高/ドル安傾向に歯止めがかかる可能性が生じてきた事を受け、既存のヘッジのドル売りの一部解除

ドル買いが発生 という事です。

翌年の1996年に入ると日本の機関投資家による「円投」型・対外証券投資(特に対米)が急増し、それから急速に円安相場到来となりました。
続きは その2で
朝ごはん食べてきます

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