昨日英国で発表された雇用関連指標についてご紹介します。「一日遅れかよ~~」

とお叱りを受けそうで個人的には肩身が狭い思いでいっぱい

ですが、記録の為にも書かせて下さい。
*2月分失業者総数 17年来の悪さ失業者数総数 +27,000 ⇒ 253万人
若年(16~24歳)層の失業者数 +30,000 ⇒ 97万4,000人
若年(16~24歳)層の失業率 20.6%

18~24歳の失業率 18.3%
65歳以上の就業者数 +56,000 ⇒ 900,000人
50~64歳の就業者数 +25,000 ⇒ 730万人
失業率 8% (予想 7.9%、先月 7.9%)
公共部門就業者数 (2010年第4四半期) -45,000 ⇒ 620万人
民間部門就業者数 (2010年第4四半期) +77,000 ⇒ 2,300万人
失業保険申請者数 -10,200 (予想 +1,500、先月 +1,000) ⇒ 145万人
平均賃金上昇率 2.3% (予想 2.2%、先月 1.8%)
失業者数総数

1994年以来の悪さ
若年(16~24歳)層、18~24歳の失業率

共に1992年記録開始以来の悪さ
65歳以上の就業者数

1992年記録開始以来の高さ
失業保険申請者数

2009年2月以来の低水準
失業保険申請者数

先月からの減少数は2010年5月以来の高さ

この数字の発表以来、英国でのニュース報道は 「日本の地震+バハレーンでの暴動+英国の失業者数増加」 この3つをほぼ同じ時間を割いて流していました。それほど失業者数が17年来の高さになってしまったことに慌てています

。
昨年10月に発表された各省庁歳出削減策により、一部の省庁では早めに解雇を進めているようで、その数字が公共部門失業者数増加に直結しています。幸いに昨年Q4では民間部門に於ける雇用者数が公共部門に於ける解雇者数を上廻っていたため、大事に至らなかったようです

。しかし今年に入り、今まで動かなかった省庁、そして各地方自治体も解雇を発表し始めました。果たして一体いつまで民間部門が公共部門の解雇者数を上廻る雇用者数を達成し続けられるのでしょうか?
*24歳以下の驚異的な失業率の高さ 
大学生の子供を持つ親の一人として 「うちの子が卒業したら就職浪人になるのかな....

」 と心配せざるを得ませんが、こればかりは仕方ありませんね。
先週、BBC2が24歳以下の失業者4名を扱った特番を組んでいました。4名のうち、2名が大学卒

1人が24歳の音楽関係の仕事を探している男性、1人が大学を卒業したばかりで職が見つからないインド系の女の子 / 1名が16歳で学校を終え何度も仕事を首になっている19歳の男の子 / そして最後の1人が16歳で学校を終え結婚し妻と赤ちゃんを抱える20歳の男性 でした。この特番の内容に関してはまたいつか詳しく書くとしますが、親という立場から番組を見ていると 「仕事がなくて当たり前」という怠慢な態度が目に付く人がいました。
来週 2011年度予算案が発表されます。その内容を見てから、改めて雇用問題を考えたいと思います。少なくとも各省庁に充てられた「歳出削減目標」が緩和されることはあまり考えられません。
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