お早ようございます

これから歯医者さんに行くので短い記事になります。
*英中銀キング総裁スピーチ火曜日夜 ワイン片手にBBCとSKYニュースを交互に見ていたら、キング総裁がニューキャッスルで行ったスピーチの一部分が映し出されました。キング総裁が「今年の英国のインフレ率は4~5%まで上昇する懸念がある。」と語っているのを聞いて、思わずワインを吹き出しそうになった私です。
つい最近までキング総裁は「2011年インフレ率は4%に達する」と言っていたのに、今度は5%までの可能性を示唆

しているという事ですよね。
11月の英中銀四半期インフレーション・レポートでは、英中銀は2011年インフレ率は3.5%くらいまで上昇すると予想していました。だからきっと、キング総裁はその3.5%に少しだけ糊代をつけて4%まで上昇と語っていたのかもしれません。

そうなると、来月発表される英中銀インフレーション・レポートでは英インフレ率が上方修正されているのは間違いないと考えてもいいでしょう。
*スタグフレーション の意味火曜日午後、ジムに行って運動しながらBBCニュースを見ていたら、某欧州系大手銀行のエコノミストが出ていました。「第4四半期がマイナス成長となり、インフレがここまで上昇していたらこれはスタグフレーションですよね

」 というBBCニュースキャスターの質問に対し、このエコノミスト氏の答えは 「スタグフレーションと呼ぶにはインフレ率が低すぎます。過去英国を襲ったスタグフレーションは、いずれもインフレ率が15%とか25%というレベルにおりました。現在のインフレ率は高い高いと言いつつも、そのレベルはわずか3%台。万が一 ここから4%台へ上昇したとしても、過去のインフレ率と比較すると俄然低いレベルです。」と答えていたのが印象的でした。
私は経済を勉強した事がありませんので、スタグフレーションの「本当の意味」を取り違えていたのか?それとも このエコノミスト氏の考え方が一般に認識されているスタグフレーションと若干違うのかは、私には判りません。しかしこのエコノミスト氏がなんと言おうと、最近テレビや新聞での報道に「スタグフレーション」という言葉が使われる頻度が今年に入って増えたのも事実です。
*ブランチフラワーのアホ2006~2009年の間、英中銀金融政策理事会(MPC)の理事だったオッサン。昨年は英中銀の政策金利舵取りは間違っていると吠えて

、キング総裁辞任を要求していました。
昨日、またこの人が口を開いたんですね。彼の言った事は、’自分が理事をしていた当時の英中銀は景気浮揚の手段としてポンド安を願っていた。キング総裁も同様の立場であり、最終的に我々は25%のポンド下落に成功した’。
言います、こんな事、ブルーンバーグ社の会議で? あの当時の英国は、リーマン・ショックや英国の銀行一部国有化、英中銀の量的緩和策発動などが断続的に英国を襲い、特にこのオッサンの努力抜きでも十分にポンドが下落する要因は山積みだったと私は思ってます。もう理事を辞めたんだから、黙ってアメリカの大学で教えててよ、って感じ
*某米銀 ポンド売り推奨・ユーロ買い/ポンド売り

ターゲット: 0.8800
・ポンド売り/ドル買い

ターゲット: 1.4700
*英中銀MPC議事録政策金利: 7 (据え置き) 対 2 (利上げ センタンス理事とウィール理事)
量的緩和枠: 8 (据え置き) 対 1 (緩和枠増額 ポーゼン理事)
こういう結果になりました。過去ずっと緩和派 ポーゼン氏 対 引き締め派 センタンス氏 となっていたところへ、新しくウィール氏が引き締め派に加わった訳ですね。
私が注意しているのは、据え置きと政策金利変更派との人数配分だけでなく、
英中銀内部からの理事が「変更派」に寝返りを打った時です。現在のところ、センタンス/ウィール/ポーゼン すべての理事は外部から選ばれた理事達であり、
英中銀内部の理事 (キング総裁、ビーン副総裁、タッカー副総裁、デール主席エコノミスト、フィッシャー公開市場操作最高責任者) は据え置きを支持しています。
それでは歯医者に行って来ます

。 その後 ロンドン中心部に出るので本日は取引しません!
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