ご無沙汰しております。大雪と寒波の影響で「普通の生活」から完全に切り離された私です。先週土曜日に車を運転したのが最後で、それ以来 どこへ行くにも徒歩

かバスを利用しています。ただでさえ時間通りに来ないロンドン・バスですが、大雪のお陰で時刻表はあってないようなもの。だったら歩いた方が早いということで徒歩を選ぶ事の方が多くなっています。スコットランドの一部の地域の気温は南極

より低い

とニュースで報道されていました。
私の姪は大学3年生ですが、1年間は語学研修をかねてアフリカの小さな島でボランティアを兼ねた生活をしています。この週末にイギリスへクリスマス休暇の為に一時帰国する予定で私もクリスマス・プレゼントを用意して待っていたのですが、イギリスのほどんとの飛行場が閉鎖 又は 発着陸不可能となっている為、姪の乗った便も急遽 イタリア・ミラノへと航路変更したそうです。一体いつになったらミラノからロンドン・ヒースロー空港に飛べるのか、これまた全くわかりません。
さて、今回は12月16日より2日間に渡って開催されたEU首脳会議で合意された欧州安定メカニズム(ESM)について簡単に書いてみたいと思います。先週 これとは別にEFSFについてもこのブログで書いているので、なんだかゴチャゴチャになって申し訳ありません。私自身も Eから始まるローマ字の単語がやたらに増えてしまい混同しています。
*ESMとは?欧州安定化基金(
参考記事リンク)の一部であるEFSFの期限が2013年夏まで。それ以降の欧州安定に必要なメカニズムとして、このESM(欧州安定メカニズム)の創設が決定されました。つまり簡単に言ってしまうと、
2013年夏以降は (EFSFに代わるシステムとして) ユーロ加盟国になんらかの危機が生じ、市場からの資金調達に困難が生じた場合、ESMが融資を行います。
*設立は?現在EFSFの融資申請期限が2013年6月30日となっている為、
ESMは2013年7月1日より融資開始とする。
EU基本条約である「リスボン条約」では加盟国の恒久的な救済を禁じています。ESMは ’EFSFに代表される7500億ユーロ規模の欧州安定基金のような時限措置’ ではない為、その
創設にはリスボン条約の一部改正が必要となる訳です。この点に関しては先週のEU首脳会議で合意が得られました。今回の条約改正については、その規模が最小限に留まるという見方により、ユーロ加盟国に於ける国民投票は不要。 (重要な基本条約改正の際には国民投票が義務付けられているアイルランドも今回は国民投票を実施しない方針) それに代わって
2012年末までにEU加盟27カ国での批准は必要とされています。
全ての加盟国の批准を得られ次第、2013年1月に新条約発効予定。もしリスボン条約改正手続きが一部の加盟国で難航した場合、ESM設立開始時期がずれ込む可能性も考えられます。
*ESM最大支援可能総額と支援金調達手段現在のところは未定。しかし大方の予想としてはEFSFの規模(4,400億ユーロ)以上になる模様。
EFSF同様、ユーロ加盟国政府の保証により市場から資金調達する。加盟各国の公的資金の使用はなし。
*それ以外の制度の詳細は?
2011年3月末までにユーロ圏財務相会合(ECOFIN)で詳細を決定する予定になっています。
すみません。雪がやんでいるうちに買い物に出かける事にしました。
この続きは今夜ゆっくり書き足します。途切れ途切れになってしまい 大変申し訳ありません

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