あまり真剣にマーケットを見ていない私ですが

それでも最近のスイス・フランの強さには驚かされます
最近の市場を動かす原動力となっている米国債イールド上昇

ドル高が加速

ユーロやポンドは対ドルで下落。しかしそんな事は全くお構いなしにドル/スイスではスイス高が進行中
*2010年のスイス・フラン2010年に入りスイス・フランは独歩高。理由としては 1)ユーロ圏は財政再建を巡り、財政危機が飛び火している状態 2)米国はQE2に続き QE3とかいう言葉まで独り歩き

。そんな不安定な為替市場の中で、唯一 「信用するに耐えられる」非難通貨としてのスイス・フランが買われるのはある意味 当たり前

なのかもしれません。

これはスイス中銀ホーム・ページから引っ張ってきたスイス実効レートのチャートです。これを見る限り、一番太い黒線(輸出相手国40ヶ国の加重平均実効レート)は リーマン・ショックが起こった2008年から上昇トレンド継続

2010年に入ってからは主要輸出相手国40ヶ国に対し14%、ユーロに対しては16%のスイス高

を記録しています。
ここ数日のユーロ/スイス下落(ユーロ安/スイス高)の背景には、マーケットが薄い中 1.2900 トリガーをつけるために一気に相場が走ったようです。そして9月につけた年初来安値 1.2769を一瞬更新して現在1.28割れ辺りをウロウロ
*2011年もスイス高予想ユーロ圏危機が落ち着きを見せない限り、ユーロ/スイス そして ドル/スイスでのスイス高は2011年第1四半期も継続するという予想が一般的

。 一部の銀行では来年早々にも1.25台は確実

その後 1.20へ.......という予想を出して来ているようです。
*木曜日のスイス中銀金融政策理事会最近の急激なスイス高を少しでも緩和しようと、スイス中銀は木曜日の理事会で金利据え置き決定するであろう というのが一般的な予想。ロイター社が行った37名のエコノミストを対象とした調査では37名全員、ブルーンバーグ社が行った19名のエコノミストを対象とした調査でも19名全員が それぞれ据え置きを予想。
金利発表はスイス時間木曜日午前9時30分、そして30分後の10時からは記者会見があります。その時にスイス中銀の2011年GDP予想も合わせて発表されます。ちなみに火曜日にスイス政府が発表した2011年GDP予想は +1.5%
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