今日は!
数名の方からメイル・フォームを通して 「N20さんは日本から帰って来て以来、ずっとアイルランド危機の記事を書いています。しかしユーロは買われています。どうしてですか?

」 というような質問を頂きました。
為替取引きとは株や商品市場取引きとは違い、ある通貨を買うのと同時に 他の通貨を売らなければなりません。今回 どうしてユーロが買われているのか?という質問は 対ドルでユーロを買うという前提での質問のようですが、この場合ですと 現在の市場参加者はユーロ懸念以上に米国の量的緩和期待を強く示しているのではないか?と思っています。
*それなら ユーロ危機を無視して どんどんユーロを買い進めてもよいのか?まず今週木曜日にいくつかの「イベント

」 があります。
1)格付け会社:ムーディーズによるスペイン格付け見直し発表スペイン経済紙:Expansiónは 格下げ予想を既に報道済み。その意味からすると大幅な格下げでない限り、この部分は市場に織り込み済みか?
2)9月24日に発表されたスペイン2011年度予算案の下院審議開始スペイン議会に対する知識がほとんどない私ですが

、調べてみたところ以下のような事がわかりました。
スペイン議会 総議席数:350議席
与党:
社会労働党

169議席
野党:
国民党

153議席
つまり この2大政党の議席数が議会の9割を占めているという事です。社会労働党の169議席は過半数に届かない為、木曜日の予算審議の際にはバスク民族主義党という少数政党を味方につけて乗り切ると噂されています。
3)アイルランド金融監督庁によるアングロ・アイリッシュ銀行救済支援総額発表予定先ほどの記事でも書きましたが、現在 市場参加者の間で一番話題(?)になっている同行の救済支援金の総額が発表される予定になっています。現在一人歩き

している数字は350億ユーロ
今回 欧州中銀や政府高官がアイルランド危機に関して静観(?)しているような印象を受けますが、その理由を考えてみました。有料記事でご紹介します。
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