お早ようございます

。今週もよろしくお願いします。
現在 子供の大学進学内定を決定する試験の真っ最中です。本日は3教科めの試験が待っているようです。詳しい事は書きませんが、大学受験/内定に関る試験を3年間連続で受けますので、少々 「試験疲れ」が溜まってきているのが分かります。大学進学を希望する生徒は全員避けて通れない道ですので仕方ないと言えばそれまでですが、親としては少々試験のやりすぎではないかな なんて思ってしまいます 笑 3年間連続 一刻とも気が抜けないのは、見ていると相当しんどそうです

明日火曜日は保守党が総選挙前に約束した「総選挙投票日から50日以内に緊急予算案」が発表されます。
時間は火曜日ロンドン時間午後12時30分からです。
予算案発表によりオズボーン財務相に課せられた任務は4つでしょうか
1)大規模な歳出削減赤字削減は新政権の最優先事項ですので、歳出削減額は格付け会社や市場の期待を裏切らない大規模なものが予想されます。今回の「歳出削減」の難しい点

は 歳出削減にもかかわらず景気成長持続を平行していかなければならない点と言えます。
2)悲鳴を上げる
ほどの増税2週間前からキャメロン首相は 「国民にも痛みを分かち合って貰いたい。相当の厳しい増税が待ち受けている事は覚悟して欲しい」と言われている私達です。予想されている増税内容としては VAT上げ、CGT上げ、そして 銀行に対しては銀行課税断行のようです。
3) 構造改革促進先週月曜日に 英予算責任局(OBR)が今後の景気予想などを公表しました。 関連記事リンク
1、
2それによれば 現連立政権の任期中、GDPは平均+2.7%、インフレ率も英中銀ターゲットである2%前後で推移。英国の貯蓄率は現在8%となっており、景気拡大期よりは高め。それゆえ過去のような「消費者頼みの景気回復」は期待出来ず

、 ポンド安による輸出促進と英国への投資勧誘への構造改革推進が今後の課題です
4)連立内閣全体を満足させられる予算案この3番目の任務は 連立内閣でなければ課せられない任務です。つまり最も右寄りの保守党員から最も左寄りの自民党員まで両党に属する全ての議員が「納得」 [emoji:v-426 ]出来る予算案でなければ、連立にひびが入ります。
保守党単独政権であれば、自民党が支持する「所得税控除額の大幅改善

最初の10,000ポンドまで所得税無税」来年度より実施 という大きな支出を避けて通る事が可能でした。この財源を今年度の増税によるある程度確保する様子なので、増税額も著しく高まります

英国内外のエコノミストや経済関連シンクタンクの見方でも、過度な緊縮財政は英景気減退に直結するので その舵取りは相当難しいとされています。私個人的にも 現在「決定的」といわれているVATやCGT(キャピタルゲイン税)上げの 「上げ率如何」によっては 英経済が持ち堪えられるのかなと心配

にもなっています。そして今回の歳出削減の影響を真っ先に受けるのが公務員の給与凍結と一部の職員解雇です。公共部門への投資が削られる為、そこにサービスを提供している一般企業の職員の解雇も相当数にのぼるとされています。最初の1年は特に厳しいと言われていますが、1年持ち堪えられるのか...

誰がなんと言っても、英国が第二のギリシャにならない為にも オズボーン財務相は上記の4つの任務を遂行するでしょう。オズボーン氏自身の言葉として 「短期的には相当苦しい予算内容となるが、現政権任期が終了する5年後には明るい英国の将来

が待ち受けている」そんな予算案になるそうです。
詳しい増税内容予想は 有料記事に書かせていただきます。
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こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!
日本もセンターや一般試験など本気の試験もありますが、今は指定校推薦制度が拡充され、トンデモ高校でも名の知れた私大に入れる時代です。
イギリスの試験は大変そうですが、日本の生ぬるい受験と違って、子供さんの将来にとって良い経験になると思います。
お母さん、頑張ってください。